設立以来、日本の現代アートをヨーロッパ各国に紹介してきたカルティエ現代美術財団。彼らが注目する日本人アーティストには、まだ21歳の新人も! カルティエに出会って人生が変わりました……松井えり菜 現在、東京都現代美術館で、開催されている「カルティエ現代美術財団コレクション展」。紹介されている32作家の中には、森山大道、川内倫子、松井えり菜の3人の日本人作家が含まれています。 森山大道は戦後の日本の写真を大きく変えた写真界の大御所、川内倫子もまだ30代ながら透明感あふれる写真作品で日本でも人気の高い写真家です。 しかし、松井えり菜って誰? と思う人は多いでしょう。それもそのはず、彼女は日本でも、ほとんど知られていないアーティスト。現在、多摩美術大学に通っている、21歳の美大生です。 彼女の作品《えびちり大好き!》は、大好きなえびちりの前で白目をむく自画像。頭のまわりに天使の輪のごとく「まついえ