矢口史靖監督の最新作『WOOD JOB!(ウッジョブ!)』(5月10日公開)が、7月にニューヨーク・アジア映画祭に出品された。文化・エンタメ情報系サイトがレビューを掲載している。日本の林業の現場を描いたこの映画は、海外ではどう評価されているだろうか。 【味わいのあるコメディ作品】 『WOOD JOB!』は、三浦しをんのベストセラー小説『神去なあなあ日常』の映画化作品だ。林業を営む山村「神去村」を舞台に、主人公の少年、平野勇気(染谷将太)が成長していく姿を描いたコメディだ。 『twitch』の評によると、この作品は「主人公があまり一般的ではない種類の芸術、スポーツ、または職業を追求する中で、あらゆるバカげたおふざけが起こる」コメディという形式に則ったもので、矢口監督はこの形式を得意とするという。今作は監督の「最高傑作のひとつ」に数えられている。 また、物語の流れは「予見可能ではあるが、そのこ