中国や東南アジアを中心に感染が広がる「はしか」の患者数が、アメリカでもことしに入って300人近くと過去10年余りで最も多くなり、CDC=疾病対策センターは、ワクチンを接種するよう呼びかけています。 「はしか」は発熱やせきなどインフルエンザとよく似た症状から、全身に発疹が出るウイルス性の感染症で、脳炎などを起こして重症化して死に至ることもあります。 アメリカのCDCによりますと、ことしに入って今月23日までに報告された「はしか」の患者は288人で、過去10年余りで最も多かった2011年の220人を5か月ですでに上回りました。 患者は全国の18州にまたがり、特にオハイオ州とカリフォルニア州で多く、そのほとんどは海外に滞在中に感染したとみられます。 また患者の90%はワクチンを接種していないか接種歴が不明で、そのほとんどは宗教上の理由などでワクチンを接種していない人たちでした。 「はしか」は、こ