ゲーム理論 ゲーム理論の前提 1)各人は、自己の利益を最大化するように、行動する。 2)その際、各人は、合理的に判断して、自己の戦略を決定する。 3)従って、他者(競争相手)のとる戦略を予想して、自己の戦略を立てる。 ゲームの種類 0)ゲームは、協力型と非協力型のゲームに分けられる。(以下の例は、すべて非協力型) 1)最終的に、賭けマージャンのように、参加者の得る利益を合計するとゼロになる「ゼロサム(Zero-Sum)」ゲームと、そうでない(総和がゲームの前と較べて増加もしくは減少する)「非ゼロサム」ゲームがある。 資本主義社会は、常に富(利益)が増加する、非ゼロサム型の社会だと考えられてきた。 2)プレイヤーが同時に行動する同時進行型のゲームと、そうでない交互進行型のゲームがある。 囲碁や将棋は交互進行型のゲームなので、先手が有利とか、後手が有利という差が生じる。両者が同時に次の手を指す