31日午前6時半頃、京急電鉄線の横浜―弘明寺駅間で停電が発生し、横浜―上大岡駅間の上下線で約2時間にわたって運転を見合わせた。 京急電鉄によると、南太田変電所(横浜市南区)の変電装置内にヤモリ1匹が入り込み、端子に接触したのが停電の原因という。通勤、通学のラッシュ時と重なり、上下線69本計約7万5000人に影響が出た。
市が建設計画 五輪後も常設へ 横浜市は13日、みなとみらい21地区のJR桜木町駅―新港ふ頭間で検討中のロープウェーの建設計画の詳細を明らかにした。桜木町駅前と新港ふ頭の運河パーク内に停留所を設置し、この間の約630メートルを片道2分半~3分程度で運行する。2020年東京五輪・パラリンピックまでの開業を目指し、大会期間中は観光資源として活用。その後も常設する方針だ。 計画は、市と、みなとみらい21地区の遊園地「よこはまコスモワールド」を運営する泉陽興業(大阪市)が進めている。 市は同日の市議会常任委員会で詳細を説明した。それによると、支柱は遊歩道「汽車道」に沿って海上部分に3本、地上部分に2本を設置し、ゴンドラ36基が高さ約30~40メートルで運行する。乗車定員は8人で、車いすでの乗車も可能となる。運賃は検討中だ。 市によると、計画が昨年5月に明らかになって以降、近隣の一部事業者などからは景
太平洋に浮かぶチリ領・イースター島のモアイ像は台座まで歩いたという説を裏付ける実証実験が2日、愛知県岡崎市の人間環境大学で行われた。学生たちが発泡スチロール製の2体の像にかけたロープを左右に引くと、像は体を揺らせながら前進し、実験は成功した。 最大高さ20メートル、重さ75トンと推定される巨大なモアイ像を、石切り場から海辺の台座までどのように動かしたかは長年の謎だった。歩かせて運んだとする説が2011年に唱えられ、今では定説になっている。実験はこの説を実証するため、同大学人間環境学部環境科学科の武田淳講師(文化人類学)(36)が指導する「環境と開発」の授業の一環で行われた。 長方形の発泡スチロールを学生らが削り、約1か月がかりで実物の10分の1という高さ2メートルの像を製作。この日は、ぶっつけ本番だった。像は、19度の前傾姿勢を保つよう底面を削ってあるため、後ろからロープで支えた。その上で
京急電鉄が全72駅の新たな駅名を沿線の子どもたちから募った。このうち6割は変更を検討する。地域の変化に合わせた新たなイメージ作りが狙いだ。一方、地域の実態とかけ離れても、駅名を変えない鉄道会社もある。なぜなのか。 ◆空気が悪い 「子育て世帯が住みたくなる駅名にしてほしい」。京急電鉄大師線「産業道路駅」(川崎市)の看板を見上げ、近所の主婦(39)は切望した。 同駅は1944年開業。周辺に工場があり、駅に面する神奈川県道主要地方道東京大師横浜が通称「産業道路」と呼ばれていることにちなみ、名付けられた。ただ、住宅も多い。主婦は転居してきた約6年前、駅名から空気が悪そうな印象を持ったという。「公園も多く住みやすい街なのに」と話す。 京急は創立120周年を記念し、72駅の駅名案を沿線の小中学生から募集。先月で締め切り、約1100件の応募があった。公共施設や史跡の最寄り駅としてなじみ深い場所などを除く
中部電力は社名から「電力」を外す方針を固めた。「電力」の名称を「エネルギー」などに変えることを検討する。2020年春の持ち株会社移行に合わせて社名を変更し、都市ガスなどを含めた「総合エネルギー企業」であることをアピールする考えだ。 中電は17年4月に家庭向けガス小売りに参入した。これまでに20万件近い顧客を獲得しており、主な事業は電力だけにとどまらなくなっている。最近は、全地球測位システム(GPS)を活用した子供の見守りサービスなど事業の多角化も進めている。「電力」の名称を外すことにより、電力のみを取り扱う企業イメージから脱し、社員の意識変革や新たなサービスの創出にもつなげる狙いがある。 大手電力会社には、20年4月までに送配電部門を分離することが義務づけられている。中電以外の電力会社も持ち株会社への移行を契機に、社名変更を検討する可能性がある。
東京・築地市場(中央区)の引っ越し作業は6日正午に始まり、24時間体制で10日夜まで続く。豊洲市場に運ぶ荷物の量について、東京都は、事前に運び込んだ荷物も合わせ、2トントラックで計約5300台分と見積もっている。 築地の水産・青果の卸業者10社と仲卸業者620社に、関連事業者などを合わせた約780業者は、冷蔵・冷凍庫や活魚用の水槽といった大型の設備から、事務用のパソコンまで多岐にわたる物品を運ぶ。 周辺の渋滞を避けるため、輸送は、築地・豊洲両市場をほぼ直線で結ぶ、一般通行開始前の都道・環状2号線(環2)を活用し、約2キロの区間をトラックが往復する。築地市場の象徴でもあった電動運搬車「ターレ」約2100台と、フォークリフト約500台は、7~10日の早朝の時間帯に、環2を走って移動する。
自動車のナンバープレートに地域の風景や観光資源を描いた「図柄入りナンバー」の交付が1日、全国で始まった。東京都内では世田谷と杉並区で導入されたが、申込件数は全国ワースト1、2位。申し込みが15件の世田谷区の担当者は「3桁はあると思っていた。非常に残念」と肩を落とす。 図柄入りナンバーは、国土交通省が全国の自治体に呼びかけ、41地域で交付された。世田谷区は区民から公募した中から、投票で多摩川と区の花である「サギソウ」をあしらったデザインが選ばれた。杉並区は区の公式キャラクター「なみすけ」を起用した。 しかし国交省によると、1日現在で申し込みが15件の世田谷は全国ワースト1位、22件の杉並は同2位だ。 全国トップの広島県の福山地域(2532件)はプロ野球・広島カープの「カープ坊や」を取り入れ、2位の熊本県(1329件)は「くまモン」のデザイン。両区の担当者は「知名度が高いキャラクターにはかなわ
◇安芸―球場前駅間 あき総合病院近くに 県東部の自治体などでつくる県東部広域地域公共交通協議会が、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の安芸駅―球場前駅間(いずれも安芸市)で新駅設置を検討していることがわかった。場所は県立あき総合病院に近く、通院者らの利便性向上や同線の利用促進を図るのが狙い。協議会は沿線住民へのアンケートを始めており、実現すれば、2002年の同線開業後は初めての新駅となる。 協議会は、将来的に人口減少が続き、高齢化率も高くなる県東部地域の公共交通のあり方について考えようと、香美市を除く県東部11市町村と県、鉄道事業者らで今年3月に発足。同6月に安芸市内で1回目の総会を開き、県東部広域の地域公共交通網形成計画を策定することなどを確認した。 事務局によると、新駅設置は同計画の取り組みの一つとして位置付けられる。同鉄道が昨年10月に同病院の利用者と職員計約800人を対象にアンケート
2020年東京五輪・パラリンピックで、暑さの影響が大きいマラソンの競技時間を巡る議論が収まらない。大会組織委員会は当初予定よりも30分早め、午前7時スタートとしたが、今夏の猛暑を受け、さらなる前倒しを求める声や、サマータイムの導入、夜開催の提案まで飛び出している。組織委は競技時間のさらなる見直しを迫られている。 ◆さらに前倒しか 五輪の競技日程は、組織委が7月18日、国際オリンピック委員会(IOC)理事会に提案、承認された。マラソンは女子が8月2日、男子は同9日で、暑さを考慮して、五輪招致段階では午前7時半としていた開始時間を同7時に前倒しした。 組織委幹部によると、「7時でも暑い」との意見も出たが、選手側から「スタートの3時間前には起床する。早過ぎると体調管理が難しい」との意見があり、7時に落ち着いたという。 しかし、今夏の猛暑で都内では7月23日に初めて最高気温が40度を超えた。同日、
国土交通省は17日、首都圏の各路線の2017年度の混雑率を発表した。最も混雑率が高かったのは、東京地下鉄(東京メトロ)・東西線の199%で、JR東日本・総武線(各停)が197%、同・横須賀線が196%と続いた。横須賀線は前年度よりも5ポイント高くなっており、増加幅は首都圏で最大だった。 一方、今春に線路を上下計4本に増やす「複々線化」を行った小田急電鉄小田原線は151%となり、前年度の192%から混雑が大幅に改善された。 混雑率は最も車内が混み合う1時間の平均値を指す。目安として150%は「新聞を広げて読める」、180%は「折りたたんだ新聞を読める」、200%は「体が触れ合い相当圧迫感がある」とされる。
情報通信の世界では、あらゆるモノをインターネットにつなげようという「IoT」の技術が、製品開発や産業応用の中心となりつつある。そのIoT分野で6割以上の市場占有率を誇るのが、日本で生まれたコンピューター用基本ソフトウェア(OS=オペレーティングシステム)「トロン」だ。このトロンが、米国電気電子学会の標準規格として認定される手続きが進んでいる。順調に進めば、国産のOSが、「世界標準」になる。 IoT時代がやってきた IoTという言葉を最近よく目にしたり、聞いたりするという人は多いだろう。インターネット・オブ・シングスの略で、「モノのインターネット」と訳されることが多い。生活空間のあらゆるモノ、あらゆる場所に小さなコンピューターやセンサーを組み込み、ネットワークにつないで便利な情報化社会を目指そうという技術である。ひと昔前まで「ユビキタス・コンピューティング(ユビキタスはラテン語であまねく存在
北海道稚内市の宗谷岬から約1キロ北西沖にある無人島・弁天島に大量のトドが上陸し、直径約70メートルの小島が多い時で約2000頭のトドに覆われた状態になっている。 北海道に現れるトドは主にオホーツク海北部や千島列島の沿岸で繁殖し、秋から春にかけて北海道の日本海側や根室海峡周辺に来遊する。 弁天島に異変が起きたのは2015年秋から16年春にかけてのシーズンから。それまでも数百頭の上陸はあったが、道立総合研究機構稚内水産試験場の推計で2000頭を超えるトドが上陸。17年5月には同島とその周辺で6000頭以上が確認された。 急増した理由は分かっていないが、同試験場の後藤陽子主査は「流氷やエサなどの海洋環境が影響しているのでは」と指摘している。 トドの増加で心配されるのが漁業被害だ。宗谷地方では16年度、被害が約5億8600万円に上っており、タコ漁の漁師(73)は「豊かな海が食い荒らされないか心配」
大分、愛媛の両県を結ぶ「豊予海峡ルート構想」の実現を目指す大分市は、新幹線用の海底トンネルを整備した場合の調査結果をまとめた。 JR大分(大分市)―松山駅(松山市)間で1日往復32本の運行が可能で、最速約36分で結ぶことができるとし、1日当たり約6800人が利用すれば採算性が確保できると結論づけている。 大分市は2016年度、トンネルと橋、鉄道と道路を組み合わせた計11パターンの概算事業費を試算し、新幹線(単線)を海底トンネルで通す場合が最も安い6800億円になると導き出した。この海底トンネル案が最も実現可能性が高いとして、今年度は専門業者に委託してルートやダイヤ、営業損益などを調査した。 調査結果によると、単線のため、すれ違いや追い抜きに必要な中間駅を大分市佐賀関、愛媛県伊方町、同県大洲市付近に設けた場合、松山駅から大分駅に直行する下り列車の所要時間は約36分、上り列車は約43分となり、
2022年度末と見込まれる北陸新幹線敦賀(福井県)延伸に向け、加賀温泉駅での「全便停車」を訴える石川県加賀市のPR動画が人気だ。 市民らが出演し、金沢への対抗心や、自虐的な要素を加味して“面白い加賀市”を強調。昨年8月下旬の公開以来の視聴回数は11万回に迫る勢いだ。 動画は、誘致プロジェクト「東京2023加賀」のホームページ(http://www.tokyo2023kaga.jp/)で、「活動報告」として公開されている。同市の架空組織「新幹線対策室」の加賀停太郎(とめたろう)室長を中心にした市職員や市民らによる加賀温泉駅への新幹線停車実現に向けての“奮闘”を4話のドラマ仕立てにした。加賀美人が誘致にあたる「レディー加賀作戦」のほか、金沢に対抗し、加賀市の施設を「兼六園」ならぬ「兼七園」、「金沢21世紀美術館」ならぬ「加賀22世紀美術館」と改名する“迷案”など、1話ごとにネタが満載だ。 「金
2019年4月30日の天皇陛下の退位に伴い、政府は皇太子さまが即位され、改元が行われる19年5月1日を臨時の祝日か休日とする方向だ。 祝日にした場合は、祝日法に基づいて前後の平日も休日にできるため、4月27日から5月6日までの10連休となる。 祝日と休日は法制度上異なっており、祝日は祝日法で「前日及び翌日が祝日である日は休日とする」と定められている。休日は個別の法律で定めるもので、当日しか休みにならない。現在の天皇陛下の「即位の礼」が行われた1990年11月12日は臨時の休日となった。 政府は、2019年の即位日(5月1日)が休みになれば、新天皇の即位を国民あげて祝えるだけでなく、改元による国民生活への影響を抑えられるとみている。官民の業務量が少ない休みに改元すれば、元号を使ったコンピューターシステムの変更などによる混乱も避けられる見通しだ。
兵庫県姫路市のJR姫路駅近くで行われていた市有地の整備事業が、思わぬ形で中止となった。 半世紀前の高層ビルの基礎工事で打ち込んだ杭(くい)が変形し、容易に抜けなくなったためだ。「駅チカ」の一等地だが、このままではビルなどを建てるのは困難で、市は跡地利用に苦慮している。 1966年完成の高尾ビル(10階建て)で、3、4階部分が、70年代まで姫路市内を走っていた「姫路モノレール」の大将軍駅として利用。モノレールの運休(74年)、廃止(79年)を経て、賃貸住宅などとしても使われたが、老朽化のため、市が2016年度から5億円近くかけて解体工事を行っていた。 ビルを撤去後、地中に埋まっている基礎部分のH形鋼の杭(長さ約16メートル)を抜こうとした際、機械が破損。杭を振動させて引き抜く特別の工法で抜いたところ、先端部分が変形していたことが判明した。H形鋼は約200本残っており、市は「振動を伴う工法を使
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