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哲学と物語に関するja_bra_af_cuのブックマーク (4)

  • フィクションは理由付き主張をするか

    応用哲学会第 9 回大会 2017 年 4 月 22 日 フィクションは理由つきの主張を行うか(伊勢田) 1 フィクションは理由つきの主張を行うか 伊勢田哲治(京都大学) アブストラクト クリティカルシンキングの主な吟味の対象は理由つきの主張であるが、果たしてフィクション作品 はそうした吟味の対象となりうるだろうか。 「反戦映画」などの概念が普通に受け入れられていること からすれば、あるフィクションが、たとえば「戦争は悲惨であるからやめるべきである」といった理 由つきの主張をするとみなされることは十分ありそうである。他方、架空の物語を語ることが現実世 界について「理由つきの主張をする」という行為でもありうるというのは奇妙でもある。 発表ではフィクション作品は果たしてクリティカルシンキングの対象となるような理由つき の主張を行うか、そしてもし行うとすれば、それはどうやってか、という問題を考

  • Derek Matravers『フィクションと物語』のウォルトン論 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    Fiction and Narrative 今年の7月に出た。最近読んでいるが、二章のウォルトン論はいい感じなのでまとめておく。 ウォルトンは、フィクションについて、メイクビリーブ理論と呼ばれる理論を立てている。これは、子どものごっこ遊び[make-believe]をモデルに、フィクションを捉えるものだ。ただ、ウォルトンの言っていることはどこにポイントがあるのかよくわからなかったりするので、著者のまとめは啓発的だった。 まず、ごっこ遊びの場合、現実の事柄と、ごっこ(フィクション世界)の中の事柄に対応がある。例えば、泥と箱をパイとオーブンに見たてて遊ぶ場合、現実の真理は右のようなフィクション世界の真理に変換される。 現実世界の真理 フィクション世界の真理 泥のかたまりがある パイがある 箱がある オーブンがある さらに、ウォルトンによれば、こういう風に現実の真理からフィクション世界の真理に

    Derek Matravers『フィクションと物語』のウォルトン論 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2014/12/14
    "伝記や歴史を含め、物語はすべて、目の前で起こったものであるかのような想像を指図する""フィクションとノンフィクションの区別ではなく、想像を用いる表象というより根本的なカテゴリーに注目した方がいい"
  • Ismay Barwell「物語を理解することと物語的な理解」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    http://philpapers.org/rec/BARUNA Barwell, Ismay (2009). Understanding Narratives and Narrative Understanding. Journal of Aesthetics and Art Criticism 67 (1):49-59. 7/11 http://as.wiley.com/WileyCDA/WileyTitle/productCd-140519457X.html 1. はじめ 2. 途中 3. 結末 (意味のない節タイトルつけやがって……) 物語の定義に、出来事の因果関係を表象することだけではなく、評価を与えることも含めようと提案している。 Barwellによれば、物語は複数の出来事を理解可能な全体として表象するもので、理解可能にすることの中には、因果関係による説明だけでなく評価も含まれ

    Ismay Barwell「物語を理解することと物語的な理解」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2014/07/14
    "物語は複数の出来事を理解可能な全体として表象するもので、理解可能にすることの中には、因果関係による説明だけでなく評価も含まれる"
  • Aaron Smuts「ストーリーの同一性とストーリーのタイプ」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    ストーリーの同一性について。これ結構おもしろい問題かもしれない。 http://philpapers.org/rec/SMUQIA Smuts, Aaron (2009). Story Identity and Story Type. Journal of Aesthetics and Art Criticism 67 (1):5-14. 1. 序 2. 基的なジレンマ 3. 誤ったフィクショナルな指示 4. 高次レベルタイプの質的属性 5. ストーリーの同一性かストーリーのタイプか 6. 結論 チャトマンなどがいうストーリー/言説の区別はよく受け入れられている。例えば、小説のテキストとそれが表現するストーリーは別だ。私たちは同じストーリーを語る別のテキスト(これ、言説とかテキストとかって、映像でもいいし絵とかでもいいんだけど、いい言葉がないので言説とかテキストと呼ぶ)があることを認め

    Aaron Smuts「ストーリーの同一性とストーリーのタイプ」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
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