現実世界では、まだまだ性的少数者・セクシュアルマイノリティへの偏見や差別的な事案が少なくない実情が否定できませんが、ラノベやマンガ・アニメといったポピュラーカルチャーの世界では、そうした現実の一歩先を行く設定や描写が珍しくないのは、よく知られているところでしょう。 むしろ、必ずしも現実世界のそれらの実態を忠実に反映したものではないにしても、同性愛や性転換・異性装といった題材は、積極的に好まれ、ジャンルとして繁栄しているとさえ言えます。 そして、そんな中でも、この2014年のアニメを振り返ったとき、どうも従来よりさらに一段踏み込んだ作品が目立ったのではないでしょうか。 例えば、この1~3月に放送された『桜Trick』。 (画像は公式サイトからと、以下は放送配信画面よりキャプチャ) 見てのとおり、女の子がいっぱい出てくる、いまどき珍しくはない日常系百合アニメのように見えますし、実際その範疇の作
