(前回の続き) 前回と同じサイトのトップページで紹介されているのが、去年2010年11月にAES(オーディオ・エンジニア・ソサエティ)の大会で発表された、Earl Vickersさんによる研究論文です。 http://turnmeup.org/ ページを下にスクロールすると、青い背景に大きく白字で「The Loudness War:なんとかなんとか」って書いてあるビデオがありますが、それが彼のプレゼンスライドです。 Earlさんは淡々とした話し方をする男性ですね。本業は、DSPによるアルゴリズムの研究者のようです。マルチバンドコンプレッションについての論文なんかもある人ですが、彼がLoudness Warについてひとこと言いたくなったのがこのプレゼンテーションです。 つまり、リアルな音楽業界の実務をやっている人ではないので、まあそういうちゃんとした場で、なんというか大きな空気に疑問符をつけ