藤田尚志・宮野真生子「愛・性・結婚の哲学」シリーズ3巻本ってすばらしいものが出版されて、セックス哲学に関心をもつ者としてよろこんでいます [1]ぼやぼやしてたら先越されちゃった 。偉い。すばらしい。 そのうち2冊は執筆者の先生たちから献本いただいて(ありがとうございますありがとうございます私のようなものにありがとうございます)、書評や紹介書かねばと思ってたんだけどおもしろいけどけっこう難しくてなかなか書けない。でももっと売れてこの分野に読者が関心もってほしいから、ちょっとずつ紹介と短評してみたいけど、けっきょく簡単な読書ノート。私が書くとどうしても批判的になってしまったり茶々入れたりしてしまうんですが、そういうのは差し引いてください。おもしろくてたいへんよいシリーズです。まじめな書評はいずれ書きたい。 まずは『愛』の巻の論文3本から。 近藤智彦「古代ギリシア・ローマの哲学における愛と結婚: