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野崎昭弘『逆説論理学』 名和小太郎『サイバースペースの著作権 知的財産は守れるのか』 北岡正三郎『物語 食の文化 美味い話、味な知識』 母は中学の数学教師で家には数学関連の新書が並んでいた。無味乾燥な数学書には全く読む気をそそられなかったが、『逆説論理学』だけは別格だった。「世界最小の電子計算機」や「無限の部屋を持つホテル」といった反常識的コンセプトとその論証は、屁理屈をこねては叱られていた小学五年生を魅了し、論理の力で堅牢な世界をぐにゃぐにゃと作り変えることの愉悦を教えてくれた。今のふざけた私があるのはこの本のおかげである。今年新装版で出た同じ著者の『詭弁論理学』も面白いが、こちらの方が個人的には印象深い。 ちょこちょこと著作権の勉強をしていた大学院生の頃に出会った『サイバースペースの著作権』は、説教くさいそれまでの著作権書と一線を画した異彩を放っていた。エンジニア出身の法学者である著者
いなたくんへ ジョン・フラムなる神様を初めて知った。南国の島国バヌアツで信仰され、毎年2月15日の「ジョン・フラムの日」には祭典と儀式が行われる。儀式とは例えば米軍の行進・訓練の再現だ。これはジョン・フラムの正体が第2次大戦時の米兵であることによる。当時米軍はバヌアツに30万の将兵を派遣し、島に多くの物資をもたらした。バヌアツの人々はこれを成功体験と捉え、米兵を神格化し、当時の出来事を儀式化することで再び同じ豊かさが訪れることを願っている。 米国旗を掲げ、竹製の銃を抱えて行進するバヌアツの人々(Youtube) 外の世界からもたらされた積荷(カーゴ)の再来を願い、積荷をもたらした白人の振る舞いをまねる儀式は積荷信仰(カーゴ・カルト)と呼ばれる。「積荷信仰」をキーワードとして、南太平洋に出現した統一国家を舞台に人類の進化を描いたのが柴田勝家著『ニルヤの島』(2014)だ。第2回ハヤカワSFコ
はじめに ピーター・キヴィの『音楽哲学入門』 (Peter Kivy, Introduction to a philosphy of music, Oxford University Press, 2002.)は音楽哲学の創始に多大な貢献を果たしたPeter Kivy(1934-2017)による音楽哲学の入門書である。300ページほどのそこまで大部ではない本であり、音楽の哲学への入門書として基本的な文献になっているそうだ。 しかし邦訳はいまだ出版されていない。そもそも2017年現在、音楽哲学に興味のある初学者が気軽にアクセスできるような出版環境は整っていないようだ。 これから読書ノートとして、全13章を読み進めていきたい。そのときにつくったまとめと妙訳を合わせて掲載していきたいと思う。 あえて稚拙なノートを掲載するのは、音楽哲学に興味のある誰かが、検索の末にこの場末に辿り着いたとき、このノ
[Noah Smith, “Vast literatures as mud moats,” Noahpinion, May 16, 2017] どういうわけか,学術文献はよく「膨大な」と言われる(このフレーズは1世紀以上もさかのぼる).ただ,どんな話題について語っていようと,どうやらきまって誰かがひょっこりやってきてわざわざこう教えてくれるようだ――「その話題については,すでに「膨大な文献」がありましてね.」 このフレーズは,議論を打ち切る役目を果たしていることが多い.「膨大な文献がありますよ」ということは,ようするに,なにごとかについて語る前に,その話題についていろんな人たちがこれまでに書いてきたとてつもない分量の文章を読んでこなくちゃいけないと要求されているわけだ.膨大な文献を読み通すとなればそれはもう何時間もかかるのだから,この言い分は相当な時間と労力を要求していることになる.その膨
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