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2018年2月11日のブックマーク (3件)

  • ギアーツ『解釈人類学と反=反相対主義』より|mircea_morning|note

    あまりにかっこよかったので、久々の抜き書きです。 クリフォード・ギアーツ、小泉潤二訳『解釈人類学と反=反相対主義』(2002年 みすず書房)、pp.90-1. ほんとは後半の「5」から抜き書きたかったのですが、急に「竜」が出てくることになるので、その少し前から。 * 要するに、心温まる常識的思考にせよ(開腹や毒薬による妖術の託宣はともかく、人の考えというものはおおむね正しいところに落ち着くものだ)、希望的観測としての普遍主義にせよ(さまざまに展開された説明法には護符や遺伝学などいろいろあるにしても、その根のところではみなおおむね同じような世界の見方をしているものだ)、攻撃的な科学主義にせよ(「命題的姿勢」や「表象的信仰」のような真正の観念がある一方、「あそこには竜が棲む」とか「異文化の人々は異世界に住む」というような、みかけだけの観念もある)、とにかく、〈人間の心性〉なるものを回る世界の

    ギアーツ『解釈人類学と反=反相対主義』より|mircea_morning|note
  • 5 Hours of Glenn Gould Outtakes. Why? Listen and Find Out. (Published 2018)

    Glenn Gould recording Bach’s “Goldberg” Variations in 1955. The complete sessions have been recently released on disc.Credit...Fred Plaut, via Sony Music Entertainment Sitting comfortably in my living room, I had every intention of listening to the boxed set that had recently landed with a thud in my mailbox. For Bach lovers, Glenn Gould fans and pianists (I’m all three), here was perhaps the ulti

    5 Hours of Glenn Gould Outtakes. Why? Listen and Find Out. (Published 2018)
  • スコット・ジェイムズ『進化倫理学入門』 - Repeat The Ending

    専門が「価値論、道徳心理学、進化論」*1の哲学教授による進化と倫理学が交錯する分野の入門書。 同じ領域を扱っているが最近日でもいくつか出ており、道徳の生得論争や生物の互恵性については『モラルサイコロジー』や『自然主義入門』が、10~12章の道徳的実在論争については『メタ倫理学入門』がそれぞれ書の理解の助けとなった。さらに知りたい方はそれらのにすすんでみることをすすめる。 さて進化と倫理の組み合わせといえば非自然科学方面の一部ではあまり評判がよくない。その理由としてよくあるのは ・一度やって失敗してる。 ・価値(規範)と事実には隔たりがある。 ・道徳は文化によって多様だ(例:ある地域では通過儀礼で少年たちは近隣の村の無実の村人の首を切ることが要求される)。 などなど。また、これらの合わせ技で主張されることもある。 上で紹介したでも記述的な探求の規範倫理学への短絡的な適用については警

    スコット・ジェイムズ『進化倫理学入門』 - Repeat The Ending