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ブックマーク / burogu-mircea-blog.blogspot.com (3)

  • 岡本健『巡礼ビジネス』を読みまして。:都市と地方、終末世界、アーカイブ - casual, lyrical, distorted

    (写真を見て)「違う時間の同じ場所…?でしょうか」 「たぶんね。ここに住み続けながら、記録を続けてたんだろう」 文ノ梛『旅とごはんと終末世界』1巻 1.はじめに 岡健さんの『巡礼ビジネス』(角川新書 2018年)を読みました。 『フィルカル』という雑誌に、聖地巡礼論を書き、そのうちの一章を「岡健論」とでもいうような文章に割いた者として、とても面白く読みました。 この、いかついタイトルをしていますが、岡さんがこれまで書いてきた論文・書籍などの論点を総ざらいしたものだと言えます。 具体的には、100-101頁は、「スマートフォンゲームの観光メディアコミュニケーション」(ポケモンGO論文)の冒頭の変奏だったりする……というように、これまでの研究が集約されるようなであり、語り口がやさしく、データは新しいという……買うしかないな。 2.どこが面白かったか 「はじめに」と「序章」では、なぜ観

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2019/01/17
    "終末世界ものがすべて「観光もの」でもあるのは、すべての人が、住民としての視線を失うからです。『巡礼ビジネス』の言葉でいいかえるなら、終末世界の人びとは、必然的に「内部のまなざし」を失ってしまう"
  • 岡本健『ゾンビ学』(人文書院)を読む:近代、移動、資本

    いつもお世話になっております。 ミルチこと、某院生です。 兼ねてからお知り合いだった、観光学者の岡健さんの『ゾンビ学』(人文書院)を日ようやく手にすることができ、読んでいます。 多くの書評やレビューの類はあるので、取り留めもない考えや思い付きを書くことにしたいと思います。 1.ゾンビと私 古めの知識人とか、大学教員が、かつてよく書いていた文章として、「〇〇と私」というたぐいのものがありました。 「寺山修司と私」とか、「マルクスと私」とか、そういう感じのタイトルは五万とあります。 そして、この種のタイトルの文章が苦手でした。 このタイトルの文章に反発していたのは、「お前の個人的な話なんてどうでもいいよ!!」「研究の話してよ!!」と思うからですね。 でも、ここはブログなので好きに書くのです。 何を隠そう、私はかなりゾンビが好きです。 小説とかだと、幽霊の方がモチーフとしてはずっと好きなので

    岡本健『ゾンビ学』(人文書院)を読む:近代、移動、資本
  • burogu: 作業の息抜きに、ジョン・デューイの論文、Creative Democracyを訳してみた

    2012年11月29日木曜日 作業の息抜きに、ジョン・デューイの論文、Creative Democracyを訳してみた ジョン・デューイの思想の価値・意義は留まるところを知らず、年々増すばかりではないかと個人的には思います。 R.ローティの思想がどれほど、ジェームズ、それ以上にデューイに負っているかは、両方の著作に触れたことがある人ならば、直ちに首肯してもらえるかと思います。 他にも、C.ライト・ミルズのsociological imaginationは、ジョン・デューイのcreative democracyへの共感表明でした。社会学が、根幹にある種、リベラル教育者的な価値を含み持つ(少なくともそういう規範を持つべきである)という話だと理解しています。 (後者は、著作に当たっていないので、聞きかじる限りでの理解ですが) まぁ、御託並べはこれくらいにして。 訳した元はこちら→Cr

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2012/12/01
    民主主義は身体化・内面化されて「生活様式」になってないと、ということらしい。
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