気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 世界経済がとんでもない方向に進むにつれ、イタリア人たちも悲観しているのだろうかとふと考えた(関連記事:焼き鳥屋で語る金融恐慌「アングロサクソンのモデルに賞味期限は来たか?」)。 イタリア人にはかなりいい加減なところがある。22年前に2週間半ほど滞在した時、様々な経験をした。まず私の勤務先の国立研究所の研究棟は新築されたばかりだったが、エレベーターはまだ動いていなかった。だから私も研究員も毎日階段を使っていた。 講堂も建設中だった。私に対する講師謝礼の約20%の追加分は結局振り込まれなかった。銀行口座を伝えた時に、たぶんそうだろうなと思ったら、やはりそうだった。ローマから日本に送られてきたJALのエコノミーの往復切符の素性も怪しかった。帰国が近