財務省が3月24日発表した国の債務残高は、前期末(同年9月)から14兆1628億円増え、800兆円を突破した。2005年12月末の段階の、国債、借入金、政府短期証券(FB)の合計残高は813兆1830億円。 内訳をみると、国債の残高は前期末比2.0%増の663兆7743億円。利払いなどを主に税収でまかなう「普通国債」のうち、償還までの期間が10年以上の長期国債は同2.1%増の335兆6709億円。一方、2〜6年の中期国債は0.6%減の139兆5114億円と若干縮小した。1年以下の短期国債は同3.7%増の50兆7411億円。 また、調達資金を独立行政法人などに有利子で貸し付ける「財政融資資金特別会計国債」(財投債)の残高は同4.8%増の133兆2389億円となった。 国の給付金などに充てる「交付国債」は同11.8%増の2962億円。国際機関への拠出金に充てる「出資国債」などは同1.1%減の2