携帯料金の値下げやデジタル庁の創設を推進している菅首相が、じつはガラケー(旧来型の携帯電話)の愛用者だというのは大手紙で何度も記事になっている有名な話だ。自民党の二階幹事長など、ほかにもガラケー愛用者の政治家はたくさんいるという。 身の回りを見ても中高年世代を中心にガラケーにこだわる人は意外と多く、いまだに携帯電話の契約総数の1割をガラケーが占めている。もちろん、スマホに比べるとガラケーは圧倒的に少数派なのだが、一部の人々からは根強い支持があるようなのだ。 とはいえ、5G時代に移行しつつあるなかで、なぜいまどきガラケーなのか。昔ながらの携帯を使い続ける2人の愛用者に「ガラケーにこだわる理由」を聞いてみた。(取材・文=押尾ダン/清談社) ◆◆◆ 同世代が「LINEの既読」で大騒ぎ ヤクルトの営業所でマネージャーをしている内山貴子さん(仮名、61歳)は、およそ30年間ガラケーを使い続けている。
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