突然だが、調べものをしに東北大に行く際に会う、 ヨーロッパ史研究室の修士課程の後輩2名の言葉遣いが前々から気になっていた。 後輩1「大谷さん」 大谷「なんか修論の相談?」 後輩2「修論で苦しんでいる私たちに、ケーキを買ってきてください」 大谷「いや、さすがにそれはいかがなものでしょう」 後輩2「ぜひ差し入れを」 大谷「あー、じゃあその、立派に修論を書き上げたら何か心ばかりに・・・」 後輩1・2「ワーイワーイ」 そもそも言葉遣いというより追剥のような発言のようだが、 いつものことなので慣れてしまっていた。 しかし、「ワーイ」とは何だろうか。 25、6の大人が、「ワーイ」などと現実世界で声に出していうだろうか。 少なくとも、同年代である私の妹は言わない。 言うとしたら「ヨッシャ―!」と言う。 このように、文脈的に理解できない、不思議な響きの言葉が出てくるとき、 歴史家はどう解釈すべきか。 それ