今冬の学生スポーツ大会で双子選手の活躍が目立った。 駅伝やバレー、ラグビーなどで双子兄弟と姉妹がチームの躍進に貢献。ツインズたちの活躍は決して偶然ではないようだ。 昨年12月の全国高校駅伝男子の鹿児島実(鹿児島)は市田孝、宏兄弟が、同女子の興譲館(岡山)は赤松弘佳、真弘姉妹が主力で優勝に貢献。新春の箱根駅伝では東洋大の設楽(したら)啓太、悠太兄弟がチームを総合2位へ導いた。全国高校バレーでは大野果歩、果奈姉妹の古川学園(宮城)が準優勝した。 1月23日の全国都道府県対抗男子駅伝で宮城チームを8位入賞へ導いたのは、5区区間賞の村山謙太選手と1区2位の紘太選手(ともに明成高)。兄の謙太選手は「弟の紘太はライバル。1区で頑張ったのが刺激になり、僕も『やるぞ』という気持ちになった」。 双子選手が活躍する秘密は何か。興譲館の赤松姉妹を指導する森政芳寿監督は「一人を叱ると、必ずもう一人がフォローをする