48.63 さて、「軽は危ない」とよく言われるが、 まあ、その通り。 車両対車両だと軽自動車の死亡率は高い。 いくら衝突安全性が高まったといえ、 他の車種と比べると装甲の薄い(!?)軽自動車の死者数が多くなるのは当然といえる。 しかし、これは単に運転者1000人当たり何人が事故で死んだかというデータであり、 事故を起こしたのが誰かということとは関係ない。 そこで、車両単独事故のデータを見てみる。 これによると軽自動車の死者数は圧倒的に少ない。 また、全体的に見て、 車両単独事故による死者は車両相互事故による死者に比べて非常に多い。 そして、車両単独事故というのはほぼ完全に運転者のミスであり、 事故を起こした運転者自身の責任といえる。 不思議なことにセダンA・B・Cを見てみると、 排気量の大きな車(一般的により静か)ほど単独事故が多いことがわかる。 これはまさに、 「快適であるがゆえの緊張感