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2013年12月25日のブックマーク (2件)

  • 『おおかみこどもの雨と雪』のリアリティーとファンタジーのアンバランス - 法華狼の日記

    物語がはじまってから四分の一くらい、社会の包摂からはじきだされた家族を描いたパートは悪くない。 そのまま終盤までつらぬけば、それはそれで現代社会のリアリティを誇張したアニメ映画として傑作になりえたかもしれない。医療保険制度が整っているはずの日でも充分な治療を受けられない人々はいるし、周囲の圧力を内面化して福祉を遮断してしまう家庭だってある。行政の支援をえられない立場の隣人は厳然として存在する。 苦痛に満ちた物語になるだろうが、娯楽としてまとめることも無理ではない。御伽噺の結末と同じにすればいいのだ。多くを語らなければ美しい物語として終えられるし、その後を自由に観客へ想像させることもできる。『おおかみこども』*1も、田舎への移住を物語の四分の三くらいで描けば、苦労する場面が少なくても描かれなかっただけと観客は思えただろう。 そうした構造のアニメ映画も存在する。原恵一監督の『河童のクゥと夏休

    『おおかみこどもの雨と雪』のリアリティーとファンタジーのアンバランス - 法華狼の日記
    jimusiosaka
    jimusiosaka 2013/12/25
    細田守監督の長編作品は本作と『サマーウォーズ』しか観ていないのですが、観客の知的水準を非常に低く見積もって作られているように感じられて、どうにも嫌な気持ちにならずにはいられませんでした。
  • 死刑破棄で「裁判員尊重を」 NHKニュース

    1審の裁判員裁判で言い渡された死刑判決を2審が初めて取り消した強盗殺人事件の裁判について、検察は25日「死刑の是非の判断においても裁判員の視点が尊重されるべきだ」と主張する書面を最高裁判所に提出しました。 4年前、東京・港区のマンションで、74歳の男性が殺害された強盗殺人事件で、起訴された伊能和夫被告(62)に対し、1審の裁判員裁判は、被告がかつて別の殺人事件を起こした前科を重くみて、死刑を言い渡しました。 これに対し、2審の東京高等裁判所は、ことし6月「前科の事件は今回の強盗殺人とは性質が違う。1審は前科を重視しすぎて誤りだ」として、裁判員裁判での死刑判決を初めて取り消し、無期懲役を言い渡しました。 東京高等検察庁は上告していましたが、25日、その理由を説明する書面を最高裁判所に提出しました。 この中で、検察は「最高裁は裁判員裁判の結果を2審はできるかぎり尊重する必要があるという判例を覚

    jimusiosaka
    jimusiosaka 2013/12/25
    こういう動きは、うっかりすると「裁判官の独立」に反するおそれがあるのではないかなあ(「平賀書簡事件」などのように)