高齢者や体の不自由な人が使う介護ベッドで、手すりの隙間に首を挟まれるなどしたことによる死亡事故が、この7年余りで35件に上っているとして、消費者庁が十分な注意を呼びかけています。 介護ベッドによる事故は、国への報告が義務づけられた平成19年以降、7年余りで67件が明らかになっていて、このうち半数を超える35件が死亡事故です。 消費者庁によりますと、先月6日には、神奈川県で80代の男性が手すりの隙間に頭を挟まれた状態で死亡しているのが見つかったということです。 相次ぐ事故を受けて、国は5年前に介護ベッドの規格を改め、危険性が低い構造にするなどの対策を行っていますが、まだ古い製品を利用している人が少なくないとみられるということです。 このため、消費者庁は古い製品を使っている場合は、新しい規格を満たしたものに取り替えることや、それができない場合は頭や首を挟まないよう、専用のカバーやクッションを手