【断末魔の中国】 日本の外務省は1日、イタリアに対する「感染症危険情報」のうち、北部のロンバルディア州(州都・ミラノ)、ベネト州(州都・ベネチア)、エミリア=ロマーニャ州(州都・ボローニャ)の3州について、不要不急の渡航を自粛するよう呼びかける「レベル2」に引き上げた。 イタリア保健省が前日、同国の新型コロナウイルスの感染者が1000人を超え、死者が29人になったこと、感染者が北部3州に集中していると発表したことによる処置だと考えられる(=2日時点で、イタリアの感染者は2036人、死者は52人)。 欧州各国のなかでも、イタリア北部に突出して感染者と死者が多い理由は、およそ想像がつく。この地域は、1990年代以降、中国人移民が激増していった。 「水の都」ベネチアでは、欧州系ハイブランドのショップを除き、バッグなどの革製品を並べるショップの多くは、中国人による経営だ。中国系企業が、中国人労働者