神奈川県大和市は27日、歩きながらスマートフォンを操作する「歩きスマホ」を禁止する条例案を6月定例市議会に提出すると発表した。市によると、可決されれば全国初で、7月1日に施行される。 条例は道路や駅前、公園などでのスマホの操作は「通行の妨げにならない場所で、立ち止まった状態で行わなければならない」と規定した。罰則は設けていないが、市は意識啓発することで一定の効果があると判断した。 市が今年1月、市内2か所で通行人約6000人を対象に実施した調査では、約12%が歩きスマホをしていた。条例は、多くの人がスマホの画面に見入ると予想される東京五輪・パラリンピックの開催に合わせて制定を検討していた。市は「来年の開催に向けて周知を図りたい」としている。