アゴラ研究所は2012年1月2日に研究機関グローバル・エネルギー・ポリシー・リサーチ(GEPR)を創設しました。そこでエネルギー問題をめぐるさまざまな知見を提供しています。 UNSCEAR(原子放射線の影響に関する国連科学委員会)が2008年に発表した「チェルノブイリ事故についての放射線の影響評価」(英語版)の要約の日本語翻訳(GEPR編集部)を提供します。 同調査によれば以下の事実が示されています。 1・子供などを中心に2008年までに6000名の甲状腺がんの発生が確認された。この原因は、放射能で汚染された食品、とくにミルク、乳製品が流通・販売されたことによる。 2・事故による直接の死者は事故後3カ月で、600人の作業員の中で28人。また作業員による放射線障害の問題がある。事故による地域全体での他の疾患の増加は確認されていない。 3・圧倒的多数の住民はチェルノブイリ事故からの放射線がもた
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