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2021年6月25日のブックマーク (2件)

  • 気象庁 | 海洋の温室効果ガスの知識 海洋中の二酸化炭素蓄積量

    海洋中への二酸化炭素の蓄積 産業革命(1750年ごろ)以降、大気中の二酸化炭素濃度は年々増加しています。大気と海洋が接している海面では、大気と海洋の間で二酸化炭素の交換が行われています。大気中の二酸化炭素の増加に伴って、海水に溶け込む量が増えるため海洋表面の二酸化炭素も年々増加しています。海洋中に吸収された二酸化炭素は、海洋の循環や生物活動により深層に運ばれ蓄積されていきます。 現在、海洋は大気中に存在する量の約50倍もの炭素を蓄えています。また、産業活動によって排出された二酸化炭素(炭素重量換算で1年あたり約109億トン炭素)の約4分の1を海洋が吸収しています(IPCC, 2021)。しかしながら、地球温暖化の進行により、海洋の二酸化炭素吸収能力や海洋の循環が変化することが予測されています。大気中の二酸化炭素濃度を左右する海洋の二酸化炭素吸収能力を監視するため、海洋に蓄積された二酸化炭素

  • コラム「海洋のCO2吸収メカニズム」|環境儀 No.06|国立環境研究所

    大気と海洋の表層の間にはガス濃度に差がなくても,世界の海洋で年間約90億tの炭素がCO2としてガス交換されています。これは,大気中に存在し,5400年という半減期で放射壊変する炭素の放射性同位体14Cの海水濃度から決められたもので,比較的正確な推定値です。 一定量の空気と海水を密閉したビンに入れてよく振ると,海水と空気は平衡状態になり濃度差がなくなります。このときガスの交換はあっても,大気から海水への移動量と海水から大気への移動量は等しく,正味の移動は起こらないことになります。実際の海洋は熱帯から寒帯まで広い気候帯に分布し,水温・塩分のような海水の物理的環境,表層海洋の生物生産の大きさなどがさまざまに異なります。これらが大気−海洋のCO2濃度の差を作り,風が存在すると,大気−海洋間でCO2の実質的な移動が起こります。その移動は,大気と海洋の濃度差に比例して大きくなります。 大気の場合,CO

    コラム「海洋のCO2吸収メカニズム」|環境儀 No.06|国立環境研究所