デジタル一眼レフの人気が日ごとに高まっているという。2年前、おじさんがEOS 10Dを買ったときには、一部の物好きしか買わなかったデジタル一眼レフであるが、今や写真が好きな人なら誰もが買う時代になった。たかだか2年のことであるが、デジカメの世界の変化は本当に早く、そして劇的である。そうした時代に、にわかにクローズアップされてきたのが、撮像素子に付くゴミの問題である。この問題は、コンパクトデジカメや銀塩フィルムカメラには存在せず、デジタル一眼レフ固有の問題だけに、頭を悩ます人が急に増えてきた。 撮像素子はイメージセンサーともいい、CCD、CMOS、"Foveon X3"など、数種類のものがある。銀塩カメラであればフィルムにあたる、いわば、デジタルカメラの心臓部である。デジタル一眼レフの撮像素子はコンパクトデジカメのものとは異なり、簡単に見ることができる。レンズを外し、ミラーを上げ、シャッタ