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ブックマーク / pbd.hatenablog.com (8)

  • 老人と技術 - 水色あひるblog

    私は稀に、「年金 VS 若者」のような、やや高齢者に批判的なエントリーを書くことがあります。今日は敬老の日なので、高齢者の側に立って考えてみたいと思います。 自動車 高齢ドライバーの増加に伴い、アクセルとブレーキを踏み間違えて店舗に突っ込むといった事故が多発しています。高齢者は免許を返納しろとか運転するなと言われたりしますが、来自動車を必要としているのは元気な若者より足腰の弱った高齢者です。悪いのは高齢者の運転技量ではなく、今だにアクセルを踏んで加速しハンドルで操作すると言う100年も前に開発された稚拙な技術を使い続けていることです。 と言う話は以前も書いたのですが、google先生が頑張っています。 自動運転が実用化されれば、高齢者は事故の心配なく車を使う事ができ、外出する自由・好きな場所に行く能力を確保できます。それでこその自動車社会。 世界トップの高齢化社会で、かつ1400兆円の個

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  • 製造業は新入社員の仕事 - 水色あひるblog

    2011年秋、世界経済株式会社・社ビルの廊下。中堅社員の日君がペットボトルのお茶飲料を飲みながら休憩を取っていると、いきなり肩をバンと叩かれました。 米先輩「よう!ニッポンちゃ〜ん、お疲れさん。どうした、しょぼくれた顔して。最近元気ないねぇ。」 日君「あ、アメリカ先輩。お疲れ様です。…なんか最近…、僕の仕事が少なくって…。」 米先輩「あー、イマドキの新入り連中は仕事憶えるの早いからねー。」 日君「ていうか聞いて下さいよ。あいつらズルいんですよ。」 〜〜〜回想シーン〜〜〜 韓国君「チョリーッス、ニッポン先輩。この仕事の仕方ぁ、オレに教えて下さいよチェケラッチョ。」 日君「あ、韓国君。君は勉強熱心だね(ちょっと生意気だけど…)。この仕事かい?。いいよ。これはね、こうやって次にこうやって、それでこう仕上げて。」 韓国君「Hey,YO。こうやってこうやってこうっスね。わかりっしたぁ。じゃ

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  • 震災復興増税は優しい嘘か - 水色あひるblog

    もともと財政再建論者で、代表選でも増税の必要性に言及していた野田氏が総理に就任したことで、「震災復興臨時増税」が現実味を帯びてきました。 しかし、震災復興費用の為に増税するのは不思議な考え方です。家計で考えてみます。家を買った時にローンを組むのは普通ですが、家賃や費の支払いを借金に頼るのは普通ではありません。何故なら前者は「一度限りの異例の出費」だからローンを利用して支払いを平準化するのが妥当で、後者のような「毎月必要な経常的経費」は通常の収入の範囲内で収めるべきだからです。国家の予算でも同じで、社会保障費のような毎年かかる費用こそ毎年の税収でカバーすべきであり、震災復興のごとき異例で今回限りの特別経費は国債を発行して一定年限かけて返済する事が許されるものです。 確かマンキュー経済学では、国債発行で資金調達が許される特別な事例として「戦争」が挙げられていた気がします。今回の震災はまさに戦

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  • 年金保険料は誰が払うべきか - 水色あひるblog

    現在の賦課方式の年金が上手くいくor正当化されるには二つの条件があります。(1)高齢者世代より現役世代の方が人数が多い。(2)高齢者世代より現役世代の方が裕福。 日が年金制度の整備を進めていた60-70年代にはこの条件が良く当てはまっていました。 (1)1970年時点で65歳以上の高齢人口は740万人で、対する15-64歳人口は7200万人。老人1人を現役9.8人で支えれば良く、薄い負担で手厚い年金を支給できます。 (2)1970年時点で70歳の人は1900年生まれです。27歳で昭和金融恐慌、31歳で満州事変。30代と40代戦争と戦後の混乱期で過ごしました。高度成長期の始期と言われる1954年にはもう54歳。こうした世代に、自分が働いて得た給料で老後の備えをしておけというのは無理な話です。それに対して、1970年に30歳の人は1940年生まれです。幼い頃は戦争で大変だったでしょうが、高

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  • フジテレビ前デモを見て思う、しみじみ「歴史は繰り返す」感じ - 水色あひるblog

    フジテレビ抗議デモ 数千人規模の人が集まり無事成功に終わる 左翼と右翼の分水嶺 最近だと、年越し派遣村の頃に似たようなデモの萌芽がありました。「あれはサヨクでこっちはウヨクで真逆じゃん」と思われるかもしれません。でも、この二つのデモは同じものだと思います。根底にあるのは貧困や格差、社会への不満、怒り、不安。その時、自分たちの苦しみの原因が「強欲な大企業と資家どもだ」と思えばサヨクに、「不埒な外国どもが神聖なる日を侵している」と思えばウヨクになります。手のひらと手の甲のように、真逆を向いて見えても実態は一つの「手」。「自分たちは誰かのせいで苦しめられている」という被害者意識です。 悪役は強大でなければ務まりません。ラオウはラオウだからこそ最高の悪役でした。派遣村の時は、その直前に「経常益、史上最高を更新」だの「バブル期を越える好決算を発表」だのを連発していたため、一瞬、大企業に悪役が務ま

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  • 長寿が幸福だなんて、誰が決めた! - 水色あひるblog

    このエントリーの目的は、人間60歳とかある年齢に達すれば自発的に自殺する権利を認めてもいいんじゃないの?、という主張に理解を得ることです。 step.1:長生きは「どこまでも」幸福か? 長生きすることが幸福かどうかは、長生きできなかった場合との比較で判断できる思います。下のグラフは1930年(昭和5年)の日の人口ピラミッドです。人類が長い間続けてきた多産多死型になっています。 これを見ると、ついこの間まで、人間は生まれた時から毎年毎年どんどん死んで減っていた事が分かります。一年一年のデコボコをならした滑らかなカーブを想像しておおざっぱに見ると、出生数の1/3は20歳までに死に、20歳時点の生存者の半分は45歳頃までに死んでいます。つまり45歳まで生きる人は生まれた数の僅か1/3。65歳の人口は45歳の更に半分程度(生存率は1/6)。70歳の人口は出生数の1/10程度しかいません。60代で

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  • 女性が、労働力として男性に劣る理由 - mizuiro_ahiruの日記

    1986年に男女雇用機会均等法が施行されて25年がたちましたが、なかなか平等な雇用は実現しません。 グラフ(1)(2)は、男女別に見た年齢階層別、人口に占める正規雇用・非正規雇用の比率を示しています。*1(1)の女性の場合、グラフは「X」のような形になります。20代で正社員として雇用されても30代で子供を産む年齢になると一部の人が退職し(右下がりの青線)、その人はどうなるかと言えば、しばらくして非正規雇用として戻ってきます(右上がりの赤線)。また、(2)男性とはそもそも採用の時点で正規雇用される比率が大きく違います。 女性は正規雇用として勤務が続けられない、ので入口の段階から枠が絞られる。法施行から25年もたってこの状況は、単に差別と言うより、労働力としての女性に何か男性より劣る点がある為だろうと認めざるを得ません。 ◆ 日の労働者、特に正社員は、長時間労働によって人手不足をカバーしてい

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  • テレビがネットより優れているトコロ または15万件の苦情に見るネットの可能性 - 水色あひるblog

    昨日、ウチからテレビが無くなりました。もちろんブラウン管式の受像機は今も部屋に鎮座ましましており、消えたのはアナログ放送のコンテンツです。深夜のバラエティー番組が好きな私がいつまでテレビ無し生活に耐えられるか試しつつ、何故私はネットに満足せずテレビを欲するのか、砂嵐の画面を見ながら考えてみました。 ◆ テレビがネットより優れているトコロ。それは「テレビは私の怠惰を許してくれる」事でしょう。 ネットには無限のコンテンツがあり、意思をもって何か調べたい時にはテレビには不可能な事を可能にしてくれてとても便利です。が、ただ退屈をしのぎたい時にも、何を見るか自分で考えて、検索して、選ばなければなりません。これが面倒です。苦痛です。 テレビは私に何も要求しません。ただスイッチを入れれば、勝手に一方的にコンテンツを垂れ流してきます。この怠惰、この愚鈍への寛容、この安逸がテレビの素晴らしさです。またコンテ

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