米連邦巡回控訴裁判所は米国時間2009年12月22日、カナダi4iが特許侵害を理由に「Word 2007」の販売差し止めなどを求めていた訴訟で米Microsoftの主張を退ける判決を下した。Microsoftは問題とされた機能をWordから削除し、販売停止を避ける考え。ただし、巡回控訴裁に再審理の実施を請求するなどして係争を続ける可能性もある。 Microsoftによると、判決の対象となる製品は2010年1月11日以降に米国で販売される「Word 2007」および「Office 2007」。同社は、特許侵害を指摘された「カスタムXML」機能を米国向けWordから取り除くとしている。なお現在ベータ版を提供中の「Word 2010」と「Office 2010」にカスタムXML機能は入っていない。 i4iが侵害されたと主張した特許は、同社が1994年に出願、1998年に取得した米国特許第5,78