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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/ikedanobuo (25)

  • Web2.0はもうからない - 池田信夫 blog

    FacebookやDiggなどのsocial networkingについて、いろいろな具体例をあげてビジネス的な意味を論じたもの。それほどオリジナルな話はないが、カタログとしては多くの実例が集められていて便利だ。Groundswellという奇妙なタイトルは、こうした新しいサービスのもたらす社会的な「地殻変動」のこと。 よく出てくる「Web2.0ってもうからないんじゃないの?」という疑問については、最初から独立採算を考えていない。この種のサービスはネットワークを広げることが目的で、それをmonetizeする手段は広告しかない。その市場はグーグルがほとんど取ってしまったので、この種の会社はいずれどこかに買収されるしかexitの方法はない。 日経新聞によれば、アメリカのベンチャー企業のIPOが、30年ぶりにゼロになったという。これは資金流入が細っているという要因やSOX法の影響もあるが、前に

    jjgg8823
    jjgg8823 2008/07/10
    なるほどね。買収って流れなんだ。納得
  • ポスト京都議定書 - 池田信夫 blog

    来年の洞爺湖サミットに向けての安倍政権の目玉として、「美しい星50」なるものが提唱された。外務省がサミット向けにつくるキャッチフレーズは、前回の沖縄サミットの「デジタル・デバイド」のようにナンセンスなものが多いが、今回は前回の「IT支援」より大きな実害をもたらすおそれが強い。「2050年までに全世界の温室効果ガスを半減させる」などという野心的な目標が、各国に削減義務も数値目標も課さないで、技術革新と善意だけで実現できると考えるのは、空想的エコロジストだけである。 しかし(今のところ)京都議定書のような排出権取引にコミットしていないことは、一歩前進とも受け取れる。当ブログでも何度か紹介したように、経済学者の多数派は、排出権取引のような統制経済には反対で、炭素税のような通常の市場メカニズムを利用すべきだと考えている。こうした「ピグー税」を提唱するマンキューのピグー・クラブには、次のような経済

  • もう民主党は分裂したほうがいい - 池田信夫 blog

    現代日の政局は、思想的には、保守的官僚的大衆迎合路線と、新自由主義路線との対立がテーマだと分析する。 (社民党、共産党などは、もはや政局への影響力はほぼ0)。 この2大テーマの争いで今後の政局は左右され、日の将来も、この政局で決定される。ただ、この新たな政局の対立軸が、国民に広く認識されていないことが大きな問題だと思う。 特に新自由主義というものが国民に理解されていないようなので、積極的にキャペーンをしなければならないが、マスコミが左傾しているので、難しい状況ではあると思う。 もし、前原氏が民主党を離れ、小泉元首相や小池百合子と新党を作ったら、凄いインパクトはあるだろうと思う。 もの凄い政界再編になり、国会は、3つの勢力図になるのではないか。 一番右が、小泉さん率いる新自由主義党、従来道理の機会的ご都合主義的保守的官僚主義の自民党、そして、旧来の左翼的な主張を飽きもせず繰り替えず社民、

  • 「近代の超克」とは何か - 池田信夫 blog

    疎外論的な発想は、新しいものではない。古代に理想的な「始原」を求め、現状をそこからの堕落として描く物語は、『創世記』にもみられる神話のステレオタイプの一つである。その典型が1942年、『文学界』に掲載された座談会「近代の超克」である。 ここでは亀井勝一郎、小林秀雄、河上徹太郎などが、現代風にいえば市場原理にもとづく「ネオリベ」を近代の人間疎外として否定し、「グローバリズム」に対して「アジア的共同体」を対置する。著者も指摘するように、こうした言説は今日も「東アジア共同体」として再生産されているが、それが侵略戦争を追認する論理として「大東亜共栄圏」などに悪用されたことは否定しようがない。 しかし、こうした西欧近代への違和感が繰り返し語られるのは、理由のないことではない。社会を個人に分解し、利己主義を肯定する経済システムは、人々の「利他的な遺伝子」に反するからだ。日でも、福沢諭吉の国権論は

  • 池田信夫 blog はてなに集まるネットイナゴ

    2ちゃんねるなどで、韓国中国を差別する連中を「ネット右翼」と呼ぶが、前にも書いたように、これは正確ではない。当ブログの記事についての反応を見ると、「慰安婦」のような話題については、たしかに賛同する意見が圧倒的だが、デジタル放送や著作権法などの話題では、むしろ反政府的な意見が共感を集める。彼らが朝日新聞を攻撃する理由は、政治的な保守主義ではなく、知的エスタブリッシュメントへの反発なのだ。 その意味で、政治的に中立な「ネットイナゴ」という言葉のほうがいい。ウィキペディアによれば、この言葉を定着させたのは産経新聞の記事だそうだ。たしかにこれはうまいネーミングで、1匹ずつは取るに足りない虫けらが、付和雷同して巨大な群れをなし、作物をい散らかす様子によく似ている。 ネット右翼のメッカが2ちゃんねるだったとすれば、ネットイナゴが集まるのは「はてなブックマーク」だ。たとえば今日の当ブログの記事に