タグ

ブックマーク / asay.hatenadiary.jp (36)

  • 皿洗いと妻の撮る写真が好きな話 - 紺色のひと

    このところ、やれ「あいつの考え方が気にくわない」「あの団体のトンデモ主張が我慢ならない」などという批判的思考ばかりをアウトプットしているように思う。それらの憤りが僕にとって必要だというのもわかっているし、批判的思考の表明を止めるつもりもないのだけど、もうちょっと好きなものの話でもしてみようかと思って以下を書く。 皿洗いとご飯支度のこと 皿洗いが好きだ。事の支度の途中で洗い場を片づけ、べ終わってすぐにきれいに洗ってしまうとすっきりする。何より、休日の晴れた午前中にサニーデイ・サービスなんか流しながら明るい台所で皿洗いをしていると、「おれ生活してる!」という気持ちが体中に溢れてきて、うきうきとした気分で昼ご飯の支度に繋げられるものだから、休日の前の日は意図的に洗い物を溜めてしまう。 サニーデイ・サービス「恋におちたら」 おしごとの都合上、晩御飯の支度はほとんどがやってくれている。夕後に

    皿洗いと妻の撮る写真が好きな話 - 紺色のひと
  • 秋田でのクマによる死亡事故:中間まとめと雑感 - 紺色のひと

    2016年5月から6月にかけてニュースを賑わしている、秋田県鹿角市から青森県境周辺でのツキノワグマによる人身被害事故について、6月15日現在での状況を一旦まとめるとともに、報道や関連団体等の意見について思うところを書いてみます。 当事故によるクマ出没・被害はまだ収束していません。出没情報のある山林には絶対に立ち入らないようにしてください。 もくじ 事故の経過まとめ 日ツキノワグマ研究所の主張 日熊森協会の主張 事故を通じて、僕の雑感 事故の経過まとめ 秋田県の地域新聞、秋田魁新報「さきがけWeb」より、"キーワード:クマ被害|秋田魁新報電子版"から関連記事を抜粋し、その他の報道と照らし合わせて情報を補完しました。6月15日現在、秋田県鹿角市周辺ではツキノワグマによる人身被害として4名の死者、1名の怪我人が出ています。 なお、被害が収束していないこと等を鑑み、被害者に関する情報は最低限と

    秋田でのクマによる死亡事故:中間まとめと雑感 - 紺色のひと
    joruri
    joruri 2016/06/16
  • 「楽しく田舎で暮らすために移住するのは質の低い移住者」と言われた気がした - 紺色のひと

    この町では梅が見ごろです。古いレンズをここぞとばかりに引っ張り出して撮ってみています。と娘と一緒にべた花見団子、当においしかった。 こんなブログ記事を読みました。 http://yanodaichi.blog.jp/archives/1054603439.html これを書いた方は矢野大地さん。かの高名なイケダハヤトさんのアシスタント第一号だそうです。矢野さんご人も、自分の出身地ではない高知県への移住組とのことで、ブログには移住に関連した記事が多く見受けられます。 僕がこの記事を書く動機 さて、冒頭の記事。「移住しやすい田舎移住しにくい田舎」というタイトルに惹かれて読んでみた僕の最初の感想は「読みにくいし、記事の結論に空き家関係ないじゃん」でした。別にそれだけであれば、残念参考にはならなかったな、とブラウザを閉じれば済む話だったんです。 正直なところ、記事中の日語にはかなり問題

    「楽しく田舎で暮らすために移住するのは質の低い移住者」と言われた気がした - 紺色のひと
    joruri
    joruri 2016/04/05
  • そんな宛名のない手紙:やまがた県に移住します - 紺色のひと

    こんにちは。なんでも地球温暖化とか異常気象に結び付けて語りたがるひとに辟易する今日この頃、あなたがいかがお過ごしか皆目見当もつきません。 春から生活が一変するので、この場をお借りして報告いたします。 家族で山形に移住することにしました*1。ちなみに、ブログタイトルを変える予定はありません。 普段、「まだ都会で消耗してるの!?」という大上段の煽りを冷めた目で眺めている*2側としては、地方都市(東京ではないにしろ、いちおう東北以北最大都市である札幌)を離れ、人口がより少ない町に移り住むという行為について、このはてなダイアリーの場でお報せすることに若干のためらいがないこともないのですが、それはともかく*3。 ◆動機とか 「あの町が忘れられなかった」のだと思います。 とある町で学生時代を過ごした3年間、寮生活や大学での研究生活はすばらしいもので、卒業後しばらくしてと付き合うようになった頃、「あな

    そんな宛名のない手紙:やまがた県に移住します - 紺色のひと
  • おーちゃんクッキーのひみつ - 紺色のひと

    祖母がつくるクッキーはおいしい。とてもおいしい。厚地で硬めでぱりっとべ応えがあり、甘すぎずにクルミが香る。従弟たちも「ばあちゃんのクッキーはべだすと止まらない」「やっぱりこれが一番」と口を揃える。レシピは娘である僕の母にも受け継がれているけれど、あんなにおいしいものを自分で作れないのも勿体無いので、直接習ってきた。 娘マチ子を連れて、祖父母のところによく遊びにゆく。僕にとってはばあちゃんだが、マチ子にとってはひいばあちゃんなわけで、マチ子のばあちゃんであるところの僕の母との差別化を図ったのか、ばあちゃんは「マチ子ちゃんには『おーちゃん』って呼んでもらおうかねえ」と言った。女学生時代のあだ名だったという。そんなこんなで僕とはマチ子の前でばあちゃんのことを「おーちゃん」と呼ぶようになり、マチ子も「おーちゃん、あいたいよー」とごく自然に口にするようになった。 そんな祖母のクッキーなので、『

    おーちゃんクッキーのひみつ - 紺色のひと
    joruri
    joruri 2014/06/04
    美味そう。
  • 米を煮て食うだけの日々 - 紺色のひと

    仕事が繁忙期を迎え、家に帰る時間が遅くなる日が続く。土日を費やしてもやることはまるで減らず、娘マチ子の顔は朝起きて保育園に連れていくまでの間にしか見られなくて、から聞く話で言葉の上達に驚いたりする。マチ子の寝かしつけのままが寝落ちてしまうこともしょっちゅうで、僕が24時近くに家に着いても部屋が暗い。 共働きで僕の帰りが遅いと、晩ご飯の支度からお風呂、寝かしつけまでには負担をかけてばかりだと思っていてとても申し訳ない気持ちになるのだけれど、ともかく僕がここで書きたいのはそういうことではなくて、これまでが用意してくれることの多かった晩ご飯を、たまに自分の分だけ用意することが出てきた、ということだ。そういうとき、僕はたいてい、「夜遅くだからべすぎないように」「消化のいいものを」などと誰もいない台所でつぶやきながら、鉄のフライパンに油をひき、米を炒め始める。 米を炒めて、そして煮る。いわ

    米を煮て食うだけの日々 - 紺色のひと
  • 記念写真と荒ぶりはじめた僕の腹部的な何か - 紺色のひと

    毎年、10月の三連休には記念写真を撮ることにしていて、今年で4回目となった。結婚披露宴からまる4年経っている(結婚5年目)はずなのだけれど、まだそれだけかというのと、あっという間だったなというののどちらの気持ちもあって、時間の経過についてきちんと言葉にすることができない。 ともかく、儀式は儀式だ。僕はと娘と一緒に車に乗り、家から車をしばらく走らせて、とある小さな川の築堤にやってきた。 ここまでのおさらい 第一回、2010年。「記念写真と荒ぶる鷹のポーズ的な何か」 式から一年後、思いつきで始めた。 第二回、2011年。「記念写真と荒ぶるの安定期的な何か」 妊娠報告エントリ。 第三回、2012年。「記念写真と荒ぶる娘のハーフバースデー的な何か」 この年の春に娘マチ子が生まれた。まだハイハイもしておらず、つかまり立ちの頃。 第四回、2013年、今年の写真 そこで今年の写真である。 一年間

    記念写真と荒ぶりはじめた僕の腹部的な何か - 紺色のひと
    joruri
    joruri 2013/10/17
    恒例の。素敵。
  • はじめてのキャンプと積丹ブルー - 紺色のひと

    夏休みらしい夏休みもない。おでかけの予定が入っていない土曜日の朝、車にテントやら何やらを積み込んで出発した。目指すは西、積丹半島だ。 娘マチ子にとってはこれが初めてのキャンプとなる。僕がひとりで野外宿泊をする機会は結婚後もちらほらとあったので、僕のソロテントはたまに活躍していたのだけれど、とテントで泊まったのは三年くらい前のライジングサンロックフェスの時だけで、その直前に買ったコールマンの三人用テントは久しぶりに引っ張り出されたことになる。 積丹半島の北に位置する積丹岬、島武意海岸。ここに来る前、近くのユースホステルに寄り、そこが出している自費出版の積丹ガイドマップを買ってみた。日差しは強くないがじりじりと暑い中、海沿いのトレッキングコースを歩いてみる。途中のベンチでマチ子にご飯をべさせていると、「最近のよだれかけは進んでいるねえ」と老夫婦に声をかけられたりする。マムシを見る。 暑いの

    はじめてのキャンプと積丹ブルー - 紺色のひと
    joruri
    joruri 2013/08/11
    海キャンプいいな。
  • 親になる一年 - 紺色のひと

    僕の仕事がひと段落したのと、一年子守りで篭もりっきりのの慰安をかねて、温泉旅館に一泊してきた。胆振方面の古い温泉街で、今はやや寂れつつあるが、30年前には祖父もよく通ったと聞く。国道沿いの海産物直販所で中国人観光客の皆さんに混じって水槽の中の花咲ガニやホッキ貝の写真を撮りながら、僕とと娘マチ子を乗せた我が家の愛車ザラブ号は旅館へと向かうのだった(うむ、一文が長い。好きで書く文章はこうでなくては)。マチ子の温泉デビューである。 この状態でもさけとばと呼ぶのかは疑問。 夜。 マチ子を寝かしつけてから、物音を立てないように酒盛りの準備をした。広縁のテーブルに、スーパーで買った赤霧島と三ツ矢サイダー、さけるチーズと豆おかきを並べた。ペットボトルの口にタオルをかぶせて封を切った。おかきの袋はトイレで開けた。ひそひそ声で「24年度お疲れさま」と乾杯してから、自分たちのやっていることがなんだかおかし

    親になる一年 - 紺色のひと
    joruri
    joruri 2013/03/31
    「ともかく、どうにももやもやが残るのは、この一年で自分のことを「おとうさんだよ」と言うのに抵抗がなくなったのが、いつからなのかがわからないことだ。」
  • 2012年、僕たちの、僕と妻と娘のソフトパレード - 紺色のひと

    高校生の頃、12月31日。夕方になると自分の部屋にこもって、「今年も終わるんだなあ」なんてことを考えながら、無理やりに自分を感傷的な気分に追い込もうとした。それが僕の年越しのあり方で、かなりの間その儀式は続いていたのだけれど、ここ数年の年末に書いている一年のまとめ記事を読むと、毎年のように「振り返りができていない」みたいなことを言っていて、多分以前のように年の暮れを迎えることができなくなってきている。 それは僕がひとりで自分の部屋に居ることが許されなくなったということで、結婚しただの子供ができただの、大変わかりやすい理由がいくつかあるのだけれど、その内容はともかく「僕がゆっくりと年末を迎えることができなくなった」と感じている事実は変わらず、僕はその事実をもって、自分がいい加減引き返せない大人になっていることを知るのだった。 僕は大人になったし、親になった。そういう年だった。 仕事が忙しかっ

    2012年、僕たちの、僕と妻と娘のソフトパレード - 紺色のひと
    joruri
    joruri 2013/01/01
    今年も楽しみです。
  • メリークマムシ!クマムシさん手ぬぐいの活用法 - 紺色のひと

    みなさん、ちょっと遅くなったけれど、メリークマムシ! ひと呼んで「不自然な森ガール」、みやまちゃんです。 このあいだ、日のほこるクマムシけんきゅうしゃ・ホリカワさんからプレゼントがとどきました! とってもうれしかったので写真をとってみました。 とどいたのは、かんぽ動物のクマムシをキャラクターにした「クマムシさん」の手ぬぐいとTシャツです。 手ぬぐいは紺色です。 Tシャツもファンキーなデザインでかわいいですね! 手ぬぐいは和風のアイテムだって思われがちですけど、たとえば オーソドックスにバンダナふうにつかってみたり、 ニンジャ小説のブックカバーにしてみたり、 「せ、せんぱい! おつかれさまです! これつかってください!><」ってやってみたり、 「……ちっ、また疼きやがるぜ、この右腕が……!」ってやってみたり、 いろいろと使い道がありますね! ところで、「クマムシさん手ぬぐい」は、もう一般発

    メリークマムシ!クマムシさん手ぬぐいの活用法 - 紺色のひと
    joruri
    joruri 2012/12/31
    またやりやがったw/ちょっと欲しいかも…
  • 海のむこうに/手向けの花が選べない - 紺色のひと

    漁火が見えた。丘の高いところを走っているときは随分近くに思えたのだけれど、道路の海抜が低くなるにつれて光は水平線に吸い込まれていって、僕が思っていたよりもそれらはずっと遠い海の向こうの、水平線に近いほうに出た船のようだった。 まだ暑くなる前、休憩がてら海沿いの公園に車を停め、近くの林を散歩した。変わった形の岩が連なる海岸に腰を下ろしていると、近所の高校生なのか男の子がひとりと女の子がふたり、連れ立って話しながらこちらへやって来た。僕は自分が邪魔者のような気がして思わずその場を立ち去ったのだけれど、今の自分は高校生だった頃の自分から見て、邪魔な大人になっているのだろうかと考え、嫌な気分になった。 カヤックの群れが声を挙げて通り過ぎてゆく。と娘がそばにいる。 - このまま死んじゃったとしてもそれはそれでしょうがないのかもしれないと思ったことが助けるのをあきらめたことは意味しない。一所懸命助け

    海のむこうに/手向けの花が選べない - 紺色のひと
  • 記念写真と荒ぶる娘のハーフバースデー的な何か - 紺色のひと

    10月10日は僕と結婚披露宴があった日である。せっかくだし、毎年記念写真を撮っている。今年は3回目、4年目の撮影になった。 結婚して間もない頃、義母から「結婚して3年間は新婚さんだからねー」と言われたのをよく覚えているのだが、その定義に照らせば僕たちもいつの間にか新婚ではなくなっていて、かといって所帯じみてきた自覚もなく、相変わらず生活しているような気がする。 記念写真は毎年同じ場所で撮ろうと決めている。とりあえず、第1回から振り返ってみよう。 二年前の写真。記事はこちらの「記念写真と荒ぶる鷹のポーズ的な何か」。 一年前の写真。記事は「記念写真と荒ぶるの安定期的な何か」で、タイトルからもわかるとおり妊娠報告エントリになっている。 さて、今年である。 新キャラ、マチ子が登場した。 マチ子は10日で6ヶ月を迎える。なにやらハーフバースデーという聞きなれないイベントがあるようなので、こ

    記念写真と荒ぶる娘のハーフバースデー的な何か - 紺色のひと
    joruri
    joruri 2012/10/11
    素敵。毎年続けて欲しい。/ムーミンTシャツが激しく気になるんですけど…
  • カッパドキアの地と空と(トルコ旅行記その2) - 紺色のひと

    この記事は「トルコで僕はなにを考えようとしていたか(トルコ旅行記その1) - 紺色のひと」の続編です。 4月5日 月曜日(3日目) 朝6時30分、僕は携帯電話のアラームで目を覚ました。トルコはイスタンブール、観光地のど真ん中にある小さなホテルの一室。前日は飛行機の中で眠ったり目覚めたりを繰り返していたせいか、昨晩は横になった瞬間に眠りに落ちたような気がする。隣のはぴくりとも動かない。喉の渇きを覚え、枕元のペットボトルを手に取ると、薄いカーテンが窓ガラスに貼り付いていることに気付いた。ひどく結露している。身を起こして洗濯物を触ると、まったく乾いていなかった。念の為にバスルームの換気扇を回してそちらにも干していたが、大して状況は変わらなかった。部屋の造りと気候のせいだろう、完全乾燥は期待していなかったのでさして落胆もせず、僕はさっさと自分の湿った洗濯物を丸め始めた。 を起こし、身支度を整え

    カッパドキアの地と空と(トルコ旅行記その2) - 紺色のひと
    joruri
    joruri 2012/09/03
    2010年4月の記事。素晴らしい光景。行ってみたい。あとで全部読む。
  • 汚れた季節に世界がひらけ、君の名は決まった - 紺色のひと

    三月下旬から四月上旬は、この街が最も汚くなる季節だ。冬の終わりとも春の訪れとも言い切れない、暖かいようなまだ寒いような半端な気温で、道路脇に積もった雪が解け始め、融雪剤を含んだまだらの暗灰色の山があちこちにできる。足元はびしゃびしゃでざりざりしていて、地面が乾くとそれらが舞って埃っぽくなり、大気はかすんだようになる。 僕は昔から、この汚れた季節が大嫌いだった。 - まあ、せっかくだから、一応、言っておこう。 「僕は昔から、この汚れた季節が大嫌いだった。今年までは。」 その日のこと、その後のできごとを時系列で詳細に書くのもなんなので、ぽつぽつと考えたことや周辺のことをメモ程度に残してみる。 - 2012年4月10日、僕に娘が生まれた。 ひとつ前の壬辰の年は1952年で、誕生日と同じ4月10日にはラジオドラマ「君の名は」が始まっている。「真知子巻き」でおなじみのヒロインの名前を借りて、僕たちの

    汚れた季節に世界がひらけ、君の名は決まった - 紺色のひと
  • 時には自覚の話を - 紺色のひと

    の出産予定日まで、あと20日。休日は家で過ごすことが多くなった。いや、いつもどおり出かけているような気もするし、いつもどおり家でだらだらしている気もする。休日は留守番していることが多かったプッセ、部屋の中をあちこち走り回ったり、暖房の上で眠っていたりする。 の定位置はソファの上に移りつつある。 プッセがを追って、腹の上に乗る。曰く「プッセには姉になる自覚がない」とのこと。 なお、ワンピース一枚なのは「道民は真冬に暖房ガンガン焚いて薄着で室内アイスをキメる」からではなく、週ごとにお腹の写真を撮っているから。 自覚どころか、実感なんて、そんなの僕にもない。 弟の就職祝いに、実家でご飯をべる。同席した祖母が「(弟が)就職だなんて早いねぇ」なんて言うけれど、祖母は僕が結婚したときにも「26年なんてあっという間だねぇ」なんて言うので、全然参考にならない。 やっとここまで来たと思ったのに

    時には自覚の話を - 紺色のひと
  • 世界と向き合うこと、子どもに向けるカメラのこと - 紺色のひと

    僕のフィルムカメラ、NikonFEは防湿庫の奥で眠っている。先日引っ張り出したら、露出計の針が動かなくなっていた。電池を換えても駄目だ。 この街に戻ってきた6年前。見知ったはずの土地が全然違うところのように思えて、あちこちでシャッターを切っていた。あの一年のフィルム、自分が撮ったのではないような写真ばかりが残っている。 あの後僕はデジタルカメラを買って、そちらばかり使うようになってしまったのだけれど、がたまに「あなたもフィルムを使えばいいのに、私は見たいよ」と言ってくれるので、子どもが産まれる前になんとかしたいなあ、と思っているのだった。 一日いちにち、iPhoneアプリを見ながら「あと○日です」と教えてくれる。 僕はその声を、まったく実感の持てないまま聞き、思い出したように「名付け.txt」を開いてはそこに書き並べてあるものを見比べたりしている。 「子どもが産まれたら、またあの時の

    世界と向き合うこと、子どもに向けるカメラのこと - 紺色のひと
    joruri
    joruri 2012/02/29
    素敵だ。美しい。
  • ステマじゃないよ!北海道は名物以外もおいしいです(^o^) - 紺色のひと

    べ物がおいしい」。北海道を観光される方にとって、魅力的な要素のひとつだと思います。「北海道料理料理じゃない、材料だ」なんて揶揄されたりもするのですが、僕は思います、「材料で勝負できるのだからそれで良いじゃないか」と。 北海道べ物で有名どころと言えば、魚介類の他にラーメンやジンギスカン、スープカレーなどが挙げられますよね。今日はそれらメジャーな名物からちょっと離れて、道内あちこちでべられる名物、俗に「B級グルメ」と呼ばれるものを含めて、さらっとご紹介します。 最近は「ステマ」と呼ばれるものが流行っているそうなので、その潮流に乗ってべログへのリンクを貼ってみました。 『肉』編 ザンタレ(釧路) ザンギに酸っぱい系のタレがかかった、釧路地方独特のべ物です。 北海道で「鶏のから揚げ」のことを「ザンギ」と呼ぶのはもはや常識と言ってもよい知識でしょう。ザンギとから揚げの差については、

    ステマじゃないよ!北海道は名物以外もおいしいです(^o^) - 紺色のひと
  • 2011年、僕たちのソフトパレード - 紺色のひと

    時間の感覚が薄れてしまって、年が変わるカウントダウンがうまくできずにいた。僕にとって12月31日は、部屋の床に寝転がって窓の外を見て、今年何があったかを思い出しながら噛み砕くような作業が必要な日だ。今年は30日になってもその気持ちの切り替えがうまくできず、部屋の掃除などをしている間に日が暮れてしまって、友人との忘年会に出かけてしまい、結局僕は日付が変わって31日になる頃、心もとない気持ちのまま、買い換えたばかりの車で凍った路面の上を走っていた。 31日は午後から実家を訪れ、紅白歌合戦から逃れるべく(僕はテレビが、特に年末年始のテレビが大の苦手なのだ!)借りてきた「マトリックス」の二作目と三作目を見て、へとへとになったところで初詣に出かけた。いつものように路上で新年を迎え、幼馴染と合流して近所の神社でお参りを済ませ、厄除けお守りを買った。 このとおりだ。 これを書いている2012年の1月

    2011年、僕たちのソフトパレード - 紺色のひと
  • 記念写真と荒ぶる妻の安定期的な何か - 紺色のひと

    10月10日、結婚式から丸二年が経過しました。 昨年と同じ場所で記念撮影をしよう、ととでかけ、例によってポーズをキメて写真を撮りました。 ついでと言ってはなんですが、ご報告があります。 まずは、一年前の写真。記事はこちらの「記念写真と荒ぶる鷹のポーズ的な何か」。 そして今年の記念写真はこちら。 顔面に修正が入っていないのは、今年の夏に「顔の見えるインターネット」でインタビューしていただいた記事以降、webで顔を隠さなくなったから、というわりとどうでもいい理由です。 (13.10.15 修正しました) 昨年以来、すっかり荒ぶる鷹のポーズが気に入ってしまったので、今年も挑戦しました。 複数回撮影しましたが、見よ、自分でも驚く抜群の安定感! さて前置きが長くなりましたが、拙ブログを読んでくださっている皆様にご報告があります。 きょうで、妊娠五ヶ月を迎えました。 悪阻で体調が悪くなっている

    記念写真と荒ぶる妻の安定期的な何か - 紺色のひと
    joruri
    joruri 2011/11/06
    おめでとうございます。さらなる荒ぶりに期待。