ツイッターに写真を無断でツイートされた北海道の写真家の男性が、そのリツイートも著作者の権利の侵害に当たるとして、リツイートしたユーザーを特定するため発信者情報を開示するよう求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(戸倉三郎裁判長)は21日、ツイッター社側の上告を棄却した。ユーザーのメールアドレス…
ツイッターに写真を無断でツイートされた北海道の写真家の男性が、そのリツイートも著作者の権利の侵害に当たるとして、リツイートしたユーザーを特定するため発信者情報を開示するよう求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(戸倉三郎裁判長)は21日、ツイッター社側の上告を棄却した。ユーザーのメールアドレス…
デジタル放送を視聴するためにテレビなどに差し込む「B−CASカード」を巡り、有料放送を無料で見られるように不正にデータを書き換えたカードを販売したとして、京都府警サイバー犯罪対策課などは19日、西東京市ひばりが丘北、職業不詳、小林一幸容疑者(43)を不正競争防止法違反容疑で逮捕した。不正B−CASカードについては、国が調査している。府警によると、立件されるのは全国初という。 逮捕容疑は、不正カードをインターネットのオークションに出品し、5月19日に1枚6万4800円で落札した名古屋市の男性(66)に郵送したとされる。容疑を認めているという。 府警によると、小林容疑者が販売したカードは「BLACK−CAS」カードと呼ばれていた。府警は、カード購入者数人についても電磁的記録不正作出・同供用容疑での立件を視野に捜査している。
福島県の佐藤雄平知事は12日の定例記者会見で、政府が原子力発電所の再稼働に向けた動きを強めていることに「福島第1原発事故の検証も終わらないうちに再稼働の議論をするのは問題だ。原発事故の厳しさ、実態を分かっているのかなと思う」と不快感を示した。 放射能汚染の広がりや、水漏れなど原発でのトラブル頻発を念頭に「原子力災害は進行中で、毎日のように新たな事象が出ている」と指摘。原子力規制庁の発足遅れにも触れ「原発の推進と規制が同居していることも問題で、長期的なエネルギー政策も示されていない」と政府を批判した。【乾達】
水戸中央郵便局で郵便物が破裂する騒ぎがあり、規制線が張られ警察や消防が駆け付けた=水戸市三の丸の水戸中央郵便局で2011年10月18日16時42分、佐久間一輝撮影 18日午後3時50分ごろ、水戸市三の丸の水戸中央郵便局から「ゆうパックが破裂した」と110番があった。水戸署員が駆け付けると、郵便局1階の郵便課にある保冷郵便室に保管されていた段ボール箱が破裂し、ゼリー状の物質が飛び出していた。水戸署によると、破裂したのは県衛生研究所(水戸市笠原町)が国立感染症研究所(東京都新宿区)宛てに同日午後2時半ごろ持ち込んだ郵便物で、アメーバ赤痢の疑いがある検体13ミリリットルが入っていた。アメーバ赤痢は飛沫(ひまつ)感染はしないため、同署は影響はないとみている。 検体はドライアイスで覆った試験管に入れたうえで、プラスチック製の筒(直径12センチ、高さ15センチ)に入れていた。同署は筒のふたを強く締め過
◇「見直し中」でも強調 文部科学省の奥村展三副大臣が14日、敦賀市の高速増殖原型炉「もんじゅ」を視察し、同市の河瀬一治市長、西川一誠知事と相次いで会談した。もんじゅの運転再開は、国のエネルギー政策見直しに伴い一時、凍結されているものの、奥村副大臣は2人に「もんじゅの火は消してはならない」と踏み込んだ発言をした。 奥村副大臣は、もんじゅの原子炉容器上部などに立ち入り、昨年8月に原子炉容器内に落下した炉内中継装置の復旧状況などの説明を受けた。 もんじゅは当初、炉内中継装置を復旧させ、今年度中に40%出力試験を始める予定だった。しかし、福島第1原発事故が発生し、来夏をめどに国の原子力政策の見直し作業が進められることになった。文科省は先月末、国のエネルギー政策が変更される可能性があることなどから、見送りの方針を示した。 会談で河瀬市長は「もんじゅの火を消さずにぜひ目的を達成していただきたい」と運転
東京電力福島第1原発1号機の原子炉格納容器につながる配管から高濃度の水素が検出された問題で、東電は28日、配管内の水素濃度を2カ所で測った結果、最大63%だったと発表した。1%以上だと配管切断時に火花が散って爆発する恐れがある。東電は配管に窒素を注入して水素を外部に押し出し、その後、事故収束に向けた「格納容器ガス管理システム」の設置工事に移るが、着手が当初予定より遅れることは確実だ。水素は22日、設置工事の準備作業で検出されたが、1%以上は計測できない装置だった。 東電は今回、縦に伸びている配管の、床から高さ1・5メートルと0・5メートルの2地点で水素濃度を測定。その結果、1・5メートル地点の濃度は63%、0・5メートル地点では61・7%だった。 東電は、1号機で水素爆発が起きた事故初期に原子炉内で発生した水素が配管にたまっていたと見ている。水素爆発は、水素と酸素が一定以上の割合になると起
大阪府が未成年者に性犯罪を犯した刑務所出所者に対し、居住地の届け出を求める条例の制定を検討していることが5日分かった。子供への性犯罪者の再犯防止を目指す全国でも異例の条例案で、府は有識者の意見を聞くなどしたうえ、12年の2月府議会への提案を目指す。 条例案は出所者に対し名前や居住地、連絡先などを府の機関に届け出るよう求める。出所者に対しては社会復帰に向けた支援も行うという。把握した情報を被害者側に提供することは想定しておらず、届け出を義務化するか任意とするかについては、専門家の意見を踏まえて判断する。 性犯罪の再発防止を巡っては、橋下徹知事が3月、性犯罪の前歴者にGPS(全地球測位システム)機能付き端末の携帯を義務付ける条例を検討する方針を明らかにしたが、府は人権上の観点から「導入は難しい」と判断した。 府によると、10年に府内で起きた18歳未満の子供に対する強姦(ごうかん)被害は34件、
「沖縄ノート」をめぐる訴訟で著者と出版元の勝訴が確定し会見に臨む大江健三郎さん=東京・霞が関の司法記者クラブで2011年4月22日午後2時28分、塩入正夫撮影 ノーベル賞作家、大江健三郎さん(76)の著作「沖縄ノート」の記述などを巡る名誉毀損(きそん)訴訟で、最高裁が旧日本軍隊長らの上告を棄却する決定を出し、「旧日本軍が住民の集団自決に関与した」と認定した2審が確定したことを受け、大江さんは22日午後、東京都内で会見を開き「ようやく強制された集団死が正しく認識される」と訴訟終結の意義を語った。 訴訟の原告は、沖縄・座間味島にいた海上挺進隊第1戦隊長の梅沢裕さん(94)と渡嘉敷島の同第3戦隊長だった故赤松嘉次さんの弟秀一さん。軍が集団自決を命じたと記した沖縄ノート(70年出版)と、梅沢さんの実名を記した故家永三郎さんの「太平洋戦争」(68年出版)の記述を巡って提訴。「住民の遺族が戦後の補償を
◇残留・通勤希望者に柔軟対応を 東京電力福島第1原子力発電所事故で、福島県飯舘(いいたて)村が、大気中の放射線量が高いなどの理由で国から「計画的避難区域」に指定され、全住民の避難を求められる見込みになった。これに対して村は、放射線量が低い地区を除外することや、役場機能を残すことを認めるよう訴えている。放射線のリスク以上に高齢者ら弱者の心身に負担がかかり、主要産業の畜産が途絶するダメージも大きいからだ。復興への道筋をできるだけ確かなものにするためにも、少しでも村機能を残して“血を通わせておく”とともに、放射線の影響を受けやすい子供らを除き、可能な範囲で希望者の残留を認めた方がいいと考えている。 飯舘村は人口約6000人で、同原発から北西28~47キロに位置する。大半が「30キロ圏外」だが、風向きや地形の関係で放射線量が高い。全域が計画的避難区域とされる自治体には浪江(なみえ)町と葛尾(かつら
「幻聴妄想かるた」を持つハーモニーの新澤克憲施設長。患者の体験をプリントしたTシャツ(右)も作った=東京都世田谷区で前谷宏撮影 東京都世田谷区の精神障害者共同作業所「ハーモニー」が障害者の幻聴や妄想の体験を理解してもらおうと、昨年10月に製作・販売した「幻聴妄想かるた」が評判を呼んでいる。「星が人々だと思って叫んでいた」「コンビニに入るとみんな友達だった」などの幻聴や妄想をユーモラスな読み句にし、1年で約250セットが売れ、18日から区内で展覧会も開かれる。作業所は「かるたを通じて精神障害者のことをもっと多くの人に知ってほしい」と話している。 ハーモニーは、地域で孤立しがちな在宅の障害者に居場所や軽作業などを提供する施設。集団精神療法士の藤田貴士さんが中心となり、利用者同士でお互いの体験を話し合うグループ療法を開いており、精神障害者の体験談を一般の人にも分かりやすく発信しようと、かるたを作
敗訴を受け、報道陣の質問に答える橋下知事=大阪市中央区の大阪府庁で2008年10月2日午前11時11分、平川哲也撮影 山口県光市の母子殺害事件(99年)を巡り、橋下徹弁護士(現・大阪府知事)のテレビ番組での発言で懲戒請求が殺到し業務に支障が出たなどとして、被告の元少年の弁護士4人(広島弁護士会)が計1200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が2日、広島地裁であった。橋本良成裁判長は「発言と懲戒請求との間に因果関係があることは明らか」として橋下氏に原告1人当たり200万円、計800万円の支払いを命じた。橋下氏は控訴する方針。 視聴者の行為を促した発言が違法と認定されたことで、今後の番組制作や出演者のコメントに影響を与える可能性もある。 判決によると、橋下氏は昨年5月放送の情報バラエティー番組「たかじんのそこまで言って委員会」(読売テレビ)で光市事件の弁護団を批判。事件の動機が「失った母への恋し
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