日本マクドナルドの調理日改ざんをめぐるテレビ朝日系ニュース番組「報道ステーション」の報道で、NHKと民放でつくる「放送倫理・番組向上機構」(BPO)の放送倫理検証委員会は4日、「安易な短絡的映像至上主義の演出は慎重さに欠ける」と同局に反省を求める意見書を出した。 問題の番組は昨年11月27日に放送。番組関係者で元店長代理の女性が、制服姿で店長代理時代のバッジを着け、調理日の改ざんを証言。10日後、古舘伊知郎キャスターが、制服着用の演出について「間違ったやり方だった」と謝罪した。 検証委は「視聴者に混乱と誤解を与える不適切な表現」と指摘。視聴者の指摘を受けながら謝罪が遅れたことは「理解に苦しむ」と批判した。 BPOに対する同局の対応についても「正面から向き合い、番組制作関係者の実感や肉声から発せられたものとは言い難い」と苦言を呈した。 テレビ朝日広報部は「ご意見を真摯(しんし)に受け止め、今