滋賀県彦根市は1日、これまで無料で認めてきた市の人気キャラクター「ひこにゃん」の商標使用について、7月以降は原則、使用料を取る方針を明らかにした。 地方公共団体や営利目的以外の利用は、これまで通り無料とする。 市によると、ひこにゃんは「国宝・彦根城築城400年祭」(2007年)のキャラクターとして登場。開催中の「井伊直弼と開国150年祭」のキャラクターでもあり、イベントをPRできるようにと、商標使用料を取ってこなかった。 しかし、ひこにゃんを市の「財産」と見た場合、地方公共団体の財産の譲渡や貸し出しに適正な対価を受けるよう規定した地方自治法に抵触する恐れがあり、イベントも24日に終わることから、徴収を決めた。 有料化の対象は主にグッズ類にする方針で、額は今後検討する。市内業者には減免措置を講じる予定。市は08年以降だけで商標使用を840件認めており、販売中のグッズ類は、要綱で6月末までの無