平野官房長官は5日夜、地元の大阪に戻り、民主党衆院議員のパーティーに姿を見せた。 平野氏のあいさつは自虐的だった。 「司会者から『内閣官房長官』と言われると、ずいぶんくすぐったいような気がする昨今でございます」 平野氏は、鳩山内閣総辞職に伴い、内閣を去ることになることが確実視されている。ただ、平野氏のような閣僚は少数派だ。仙谷国家戦略相が新内閣の官房長官、枝野行政刷新相が民主党幹事長への起用が決まったほか、11閣僚が再任されることが固まった。 4日の新首相指名から8日の組閣まで4日間というのは、平成に入ってからは最も長いが、新内閣の人事構想が早々に明らかになりつつあるためか、閣僚たちの緊張感もそれほどではないようだ。 「鳩山首相の辞任でこの会議への出席が危ぶまれたが、安全保障を重視する菅新首相より首相指名選挙直後に直接電話があり、ぜひ出席するよう依頼された」 北沢防衛相は5日午前、シンガポ