ガラスは固体ではないんです…実は液体なんです。 そう聞いたあなたは「絶対固体じゃん!硬いんだから!」と思うかもしれません。でもよく考えてください―硬いものはすべて固体でしょうか?本当に「硬い=固体」でしょうか?そもそも固体って一体何でしょうか? 結論から言えば、ガラスは非常に粘度の高い液体なんです。 もともと液状だったガラスが冷えておなじみの硬いガラスになるんですが、ガラスには液体から固体に変化する際の明確な変化(相転移)がないんです。鉄など一般的な金属は固化するときに原子が規則正しく配列した結晶状態になるけど、ガラスにはそれがないんです。 つまりガラスは結晶状態を取らないから化学的には液体と分類されるってこと。簡単に言えば、液体と固体の間が区別できないのだから、とりあえず液態にいれてしまったってことかな。 ちなみに歴史ある教会のステンドガラスなどは下の方が少し厚くなっているんですが、これ
![ガラスは固体じゃないんだよ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b9ebe628d142a0419efafa9d4ac65dbfd14e97d3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fchemistry4410.up.seesaa.net%2Fimage%2F070710_1.png)