【タイ】バンコク近郊のゴルフ場で10月31日、ゴルフコンペの打ち上げをしていた日本人20人前後が「国王死去にともなう服喪の礼節を保つよう」軍から厳重注意を受けた。 軍関係者の話によると、軍は「日本人がゴルフ場で飲み食いしながら騒いでいる」というタイ人からの通報を受け、軍車両3台で現場に急行。日本人を軍施設まで連行し、「タイ人が見るに見かねて連絡してきた。服喪中に不謹慎だ」として厳重注意した。身元確認のためパスポートの提示を求めたところ、何人かは不所持だったため、軍とともに自宅まで取りに行ったという。 タイでは10月13日にプミポン国王が死去したことを受け、全土が喪に服している。政府機関の服喪期間は1年に及ぶ。タイ軍事政権は民間に対し、娯楽的な活動を30日間自粛するよう求め、タイ人、外国人の多くが黒い服を着用している。黒服を着用していない市民が「不敬」だとして暴力を振るわれた事例もある。