「IT Japan 2009」2日目の2009年7月2日,マイクロソフトの樋口泰行 代表執行役社長は「新たな時代に向けた変革のキーワードとIT」と題して講演した(写真)。現在の経済状況は,歴史的な成長率を遂げた後のリセット・ピリオド(調整期)にある。「調整局面はまだ続くが,そこを通り抜けたあとの新たな時代に向けた経営とIT基盤を今から作っていく必要がある」と樋口社長は訴えた。 すべてのレガシーを見直すべき まず経営面では,「すべてのレガシーなものについて見直しが不可欠である」とした。営業の方法,ビジネスモデル,経営そのものなどすべてが対象である。同様にITについても,レガシーからオープンで柔軟なものへの転換が求められる。「クラウド・コンピューティングによる所有しない経営についても視野に入れるなど,これまでと違う戦略を志向していくべき」と樋口社長は話す。 経営面で見直しをするポイントは二つあ
![[IT Japan 2009]「ソフト+サービス」で大淘汰時代の経営を支援---マイクロソフト樋口社長](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)