株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。 「大衆化するIT消費」 野村総合研究所 消費者マーケティング研究チーム/東洋経済新報社 一言で言うと、常時接続の速い回線が浸透して数年で、日本の消費者がどう変化したかをまとめてある本です。一昨年来、Web2.0系マーケティング関連の本がいくつか出ましたが、その集大成という印象があります。いまこの時点なら、これ1冊読んでおけば間に合うという感じがします。新しく出てきた消費スタイルを以下の10に分類していますが、これも見事。 1. マルチウィンドウ消費:認知→探索→購入が同時に起こる 2. アラート消費:欲しいモノが出てくるまで待つ 3. テイスティング消費:徹底探索し