導入前の課題 寄付者や会員からの入金履歴はアクセスで管理していたため、入力担当以外のスタッフがその情報を迅速に確認できなかった。募金箱やパネルの貸し出し、講演活動などの情報が個別に管理されていたために、情報のファイリングが非効率に行われるケースもあった。 飛躍続けるNPO法人 国連WFP協会は、飢餓と貧困の撲滅を使命とするWFP国連世界食糧計画を支援する認定NPO法人だ。日本国内において世界の飢餓問題や食糧支援活動に関する情報発信を行い、多くの人が参加できる支援の方法と機会を提供し、日本社会からの物心両面の貢献が格段に高まることを目的として活動している。 同協会の重要な活動の1つが募金活動だ。かつて募金を主に支えていたのは個人だった。しかし、2005年を境に企業・団体からの寄付が増加。その背景にあるのが、伊藤忠商事会長の丹羽宇一郎氏が会長に就任して発足させた「国連WFP協会評議会」だ。これ