前の記事 いま好調な自動車市場は:ルーマニアと中国の例を見る 「スパコンが可能にした研究成果」を画像で紹介 次の記事 天才が作った新検索エンジン『Wolfram|Alpha』と、Googleへの影響 2009年5月11日 Ryan Singel 5月18日に一般公開される予定の新興検索エンジン『Wolfram|Alpha』が話題を集めている。 聞いたこともない、という人のために説明すると、Wolfram Alphaとは、たとえば「ヨーロッパのインターネット利用者」などといった検索クエリが求める内容を理解し、非常に適切な結果を返すという「コンピューター的な知識検索エンジン」だ。このマジカルな技術は、インデックスに、混乱したウェブページではなく構造化されたデータセットを使うことで実現されている。 同サービスのデモ[ハーバード大学バークマンセンターでの講演。動画は以下]は、最初は懐疑的だったDa
前回の記事にて、ユーザーが「見る広告」「見ない広告」について検証しました。その中で、「Yahoo! JAPANの旧デザインではリスティング広告が見られていないが、新デザインではどうだろうか」という疑問を投げました。今回はそのリスティング広告について、再度検証しました。 画像1:Google(左)とYahoo! JAPAN(右)の検索結果画面。赤枠で囲ったリスティング広告欄のデザインが異なる。(※画像をクリックすると拡大します) 上の画像1は、GoogleとYahoo! JAPAN、それぞれのリスティング広告欄です。Googleでは、リスティング広告欄に黄色の背景色がひいてあるデザインとなっています。一方のYahoo! JAPANは、今まではGoogleと同じデザインでしたが、前回のテスト(実施日は2008年11月26日)以降、リスティング広告欄の背景色がなくなり、オーガニック検索結果(通常
米Efficient Frontierは米国時間2008年7月17日,米国の検索連動型広告市場に関する調査結果を発表した。それによると,2008年第2四半期におけるGoogleの売上高シェアは前年同期から2ポイント増加して77.4%に達した。Yahoo!は同2ポイント減の17.8%,Microsoft Live Searchは横ばいの4.8%だった。 CPC(クリック単価)では,Googleが前年同期比で13.8%増加したのに対し,Microsoft Live Searchは同5.6%増にとどまり,Yahoo!は同7.3%の減少だった。ROI(投資回収率)は,Googleが前年同期比3%増,Microsoft Live Searchが同25%増,Yahoo!が同13%増と,3つの検索エンジンすべてで増加した。 Googleは米国のほか,英国,フランス,ドイツ,イタリア,スペイン,ブラジル,
2008/05/15 インターネットの検索でエポックメーキングな出来事は2度しか起こっていない。1994年にジェリー・ヤン氏らが立ち上げたヤフーがインターネットに検索をもたらしたときと、1998年にラリー・ペイジ氏らがグーグルを立ち上げ、Webページの重要度を示す「PageRank」という概念を導入したときだ。検索連動広告の発明もビジネス的には大きなステップだったが、使い勝手の向上というユーザー視点での転回点は2つだけだ。いま、ベンチャー企業の米Powersetが注目を集め、3つ目のイノベーションを起こすかどうかが注目されている。 ネット検索の歴史:数から順位への転換 Powersetが解決しようとしている問題を明確にするために、インターネットの検索エンジンの歴史を少しだけ振り返ってみよう。 グーグルが登場する以前、各検索サイトは、自分たちがいかに多くのWebページをクロールし、検索に対し
コンピュータ・クラウドや様々なデータ,オンライン広告が,OSに代わる新しいプラットフォームになった「Web 2.0」時代。現在,このプラットフォームでは,猛烈な寡占化が進んでいる。米Microsoftによる米Yahoo!への買収提案は,オンライン・サービスのプラットフォームを巡る覇権争いの最終決戦として位置付けられるだろう。 2000年に起きたドット・コム・バブル崩壊後に,一時は途絶えたかに見えたネット・ベンチャーの起業は,2004年を境に急増した。それらベンチャー企業を支えていたのは,ドット・コム・バブル期のようなIPO(株式公開)ではなく,低コストで使える「コンピュータ・クラウド」と,ユーザーが生み出す「データ」,そしてこれらを収入に変える「オンライン広告」であった。 今,これらの3つからなるプラットフォームの寡占が,急速に進んでいる。ページ最後の表は,Google,Microsoft
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2月1日に提案が公表された米Microsoft Corp.による米Yahoo! Inc.買収(Tech-On!関連記事)。実のところ,この組み合わせは何度も噂に上っており,あまり大きな驚きはない。発表文でも「ここ18カ月,何度か協議してきた」というように,米Google Inc.を追いかける二つの企業が手を携えるというのもごく自然な流れだったと言える。 それがなぜ,今なのかというと,大きく三つの要因がある。(1)Google社が好調である,(2)Yahoo!社の低迷が続いている,(3)Microsoft社の業績が好調である,という点だ。(1)は,先行するGoogle社が2位以下を引き離しにかかっている状況であることを意味している。そのことは(2)にも表れている。一方でYahoo!社には,いち早くインターネット向けのポータル・サイトを作り,この世界を引っ張ってきたという矜持も自負もある。当然
米Microsoftは、何年も前から欲しかった米Yahoo!の獲得を目前にしている。両社が2006年、合併の可能性について実質的な交渉を持っていたことは周知の事実だ。 Microsoftのスティーブ・バルマーCEOは報道陣とアナリスト向けに、なぜYahoo!の買収を提案したかを説明するプレゼンテーションを行った。しかしこれで最もよく分かったのは、今回の提案の背景にある戦略ではなく、プレゼンテーションがどれだけ周到に準備されていたかということだった。 確かにYahoo!の歴史において、Microsoft提案のタイミングは好都合だった。かつてインターネットの先駆者だったYahoo!は、従業員1000人の削減を発表し、買収提案発表前の株価は4年ぶりの低水準で取引されていた。 今回の動きはまた、米Googleが初めて相対的な弱さの兆しを見せた時期にも重なった。1月31日の決算発表はGoogle史上
米Microsoftが米Yahoo!に買収を提案した(関連記事:「グーグルの独占を阻止する」,米MSのバルマーCEOがヤフー買収提案で会見)ことについて,米Googleは米国時間2008年2月3日に,Microsoftの独占的地位乱用の再現を危惧するコメントを発表した。同社コーポレート開発担当上級バイス・プレジデント兼最高法務責任者のDavid Drummond氏は,Microsoftがパソコンに対して行ったのと同様に,不当で不正な影響力でインターネットを制圧しようとしているのではないかと懸念している。 同氏は「インターネットは競争的な革新に報いるものだが,Microsoftはこれまでたびたび占有権の確保を図り,その独占的地位を新たな市場や関連市場に利用しようとしてきた」と批判。MicrosoftとYahoo!を合わせると,インスタント・メッセージングおよびインターネット電子メール・アカウ
米Microsoftが米Yahoo!を446億ドルで買収する提案を行ったことに関し、米Googleは上級副社長で最高法務責任者のデビッド・ドラモンド氏の名前で公式声明文を発表した。 この声明文は「Yahoo!とインターネットの将来」と題され、MicrosoftによるYahoo!への敵対的買収に疑問を呈している。 この中でGoogleは、「MicrosoftとYahoo!が合併すれば、インスタントメッセージング(IM)とWebメールのアカウント数で圧倒的なシェアを持つことになる」と指摘。「コンシューマーが競合企業の電子メール、IM、Webベースのサービスを自由に利用できないよう、PCソフトウェアにおける独占を利用して不当な制限を加えることができるのでは?」と主張している。 以下は全文: インターネットのオープン性はGoogle、そしてYahoo!を作り上げた。ユーザーが使えると判断したよいア
【ワシントン=渡辺浩生】マイクロソフト(MS)がヤフーに行った買収提案は、ヤフーが提案を拒否した場合、株式公開買い付け(TOB)に発展しそうだ。この場合、ヤフー側が買収防衛策として導入しているポイズン・ピル(毒薬条項)の行方が焦点だ。一方、ニューズ・コーポレーションなどネットビジネスの覇権を狙う企業がMSの対抗馬として参戦するという予想もあり、事態は複雑化する可能性がある。 株式市場はMSによるヤフー買収提案を歓迎している。1日の終値でヤフー株は48%高の28・38ドルに急伸。MSが提示した「31日のヤフーの終値に62%上乗せした1株当たり31ドル」という買収価格に急接近した。莫大(ばくだい)な買収資金が必要となるMSは6・6%安い30・45ドルとなったが、市場はヤフー経営陣に受諾を迫っているようにみえる。 MSはヤフー取締役会に送付した書簡の中で、「われわれが提案した価値をヤフーの株主が
文:Larry Dignan(Special to CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2008-02-01 22:42 Microsoftは米国時間2月1日、Yahooに買収提案したことを明らかにした。提示された買収総額は446億ドルにのぼる。Microsoftは、これにより市場シェアが拡大し、Googleにとって脅威になるとしている。 声明によると、Yahooの株主たちは、現金かMicrosoftの株式を受け取ることができるという。 Microsoftは株価低迷に悩まされてきたYahooの株主たちに、1月31日の終値19.18ドルに62%のプレミアムを加えた、1株あたり31ドルを提案している。 MicrosoftがYahoo買収を狙っているとの噂は何年も前から流れていた。今回の動きからは2つのことが明らかになった。まず1つ目は、さまざまな批判はあるものの、Yahooの資産は
米Yahoo!は1月31日、代表権を持たない会長職にあったテリー・セメル氏が、同日付で同職を辞任し、取締役から退くことを発表した。同社によるとセメル氏は数カ月前から、後任が決まり次第辞任する意向を示していたという。 後任には、2003年5月から取締役を務めるロイ・ボストック氏が任命された。ボストック氏は広告およびマーケティング業界で38年の管理職経験を持つベテラン。 セメル氏は2001年から2007年までYahoo!の会長兼CEOとして、同社の売り上げを9倍まで押し上げた。2007年6月にはCEO職をジェリー・ヤン氏に譲り、代表権を持たない会長へと退いていた。 関連記事 「Googleに対抗」――Microsoft、Yahoo!買収の狙い 「オンライン広告市場は、1人のプレーヤーによる支配が続いている」――Yahoo!買収提案を発表したMicrosoftのリリースには「Google」の文字
写真●米MicrosoftのCEOであるSteve Ballmer氏(左)と,米Yahoo!のCEOであるJerry Yang氏(右) Yahoo!の後追いだったWeb 1.0型(=ポータル・サイト)の「MSN」を捨て,Google後追いの「Live」を始めたはずの米Microsoftが,いつしかMSN路線を復活させ,最終的にYahoo!買収に至った---。Microsoftが2月1日に発表したYahoo!に対する買収提案からは,オンライン広告分野で苦悶するMicrosoftの姿が浮かび上がる(写真)。 MicrosoftがYahoo!に対して買収を提案した唯一の目的は,当然の事ながら,オンライン広告市場を支配する米Googleの追撃である。しかし,Google追撃の手段がなぜ,一度諦めたYahoo!の買収なのだろうか(Microsoftは今回,2006年末から2007年初めにかけて,Ya
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