「企業情報システムのWeb 2.0化が進まないのは,業務アプリケーション・ベンダーに責任がある。ユーザーはベンダーに対して『Web指向アーキテクチャ』を採用するよう圧力をかけるべきだし,そうでないベンダーとは関係を見直した方がいい」。米GartnerのVice PresidentであるJeff Woods氏(写真1)は,サンフランシスコで開催中の「Gartner Symposium/ITxpo 2007」でこう主張した。 ここで言う「Web指向」とは,「Webブラウザで使えるアプリケーションにする」という意味ではない。サービス志向アーキテクチャ(SOA)を採用しており,Webサービスなどを使って他のシステムと容易に連携できるという意味の「Web指向」である。 Woods氏の演題は,「Enterprise Applications in a Web-Centric World(Web中心時代
オンプレミスかオンデマンドか。今、ビジネスアプリケーションの市場で巨大企業を巻き込む新たな戦いが起きようとしている。 ビジネスアプリケーション市場で戦いが起きようとしている。これは基本的に2つの陣営の間の戦いである――オンプレミス(社内インストール)型ソフトウェア陣営とオンデマンド型ソフトウェア陣営である。 オンデマンド型ソフトウェアの旗手であるSalesforce.comが、同社の2007年第3会計四半期に約5億ドルの売り上げを確保した事実を見れば、オンデマンド陣営が勢力を拡大しているのは明らかだ。 Salesforce.comは、オンデマンド対オンプレミスの競争で最大の差別化要因となる統合戦略を明確に示すべく、11月27日に「ApexConnect」を発表した。これは、Salesforce.comのアプリケーションをサードパーティーのアプリケーションに連携するのを容易にするためのツール
米salesforce.comは11月27日(米国時間)、マルチテナント統合ソリューション「ApexConnect」を発表した。10月に発表したオンデマンドアプリケーション開発言語・プラットフォームの「Apex」によって企業の既存システムを統合するための包括的なツール群で、年内リリース予定の「Winter '07」版に含まれる。 「ApexConnect」には、アウトバウンドメッセージングAPIの「ConnectOut」、Oracleのデータベースと統合できる「ConnectOracle for Salesforce integration with Oracle 11i」などが含まれる。ConnectOutは、新規顧客記録の作成など、Salesforceにおけるビジネスイベントをメッセージバスをはじめとした各種ミドルウェア群に通知できる。これにより、複数システムを利用するビジネスプロセス
米Salesforce.comは米国時間11月27日,統合ソリューション「ApexConnect」を発表した。同社が10月に発表したオンデマンド・プログラム言語プラットフォーム「Apex」を拡張するもの。オンデマンド・アプリケーションとバックエンド・システムを統合するツール群を提供する。 ApexConnectは,アプリケーションの統合を支援するためにアウトバウンド・メッセージングAPIの「ConnectOut」,Oracleのバックオフィス・システムと統合するための新しいコネクタ「ConnectOracle for integrating Salesforce with Oracle 11i」などを提供する。 アウトバウンド・メッセージングAPIのConnectOutにより,新規顧客の記録作成などのSalesforceにおけるビジネス・イベントを,ミドルウエア・システムやメッセージ・バス
米Salesforce.comは11月27日(現地時間)、同社のプログラミングプラットフォーム「Apex」にシステムインテグレーション機能を追加する「ApexConnect」を発表した。同社が以前に発表したアプリケーション交換プラットフォーム「AppExchange」上で提供されるインテグレーションサービスの総称で、アウトバウンドのメッセージAPI機能を追加する「ConnectOut」、Oracleが2007年夏に正式リリースを予定しているOracle 11iとの統合を可能にする「ConnectOracle」といった機能群がApexに追加されることになる。 Apexは、Salesforce.comが10月上旬に発表したばかりの新技術だ。SaaS(Software as a Service)等のオンデマンド・アプリケーションにカスタマイズ機能を加えるCustomforceをさらに拡張し、各種
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます Salesforce.comは米国時間11月27日、先だってリリースされた同社のオンデマンドプログラミング言語「Apex」に関して、複数の新機能を発表した。 これらの新機能は、Apexの拡張ソリューション「ApexConnect」として販売される。Apexは、Salesforceが10月にリリースしたJava風のプログラミング言語で、ユーザーが独自のアプリケーションおよび拡張を同社のオンデマンドサービスに追加するためのもの。 ApexConnectには、「ConnectOut」や「ConnectOracle」などのオンデマンドエンタープライズアプリケーションが含まれる。これらのアプリケーションは、Salesforceのプラットフォームに
米Gartnerは米国時間6月8日,2005年における世界のアプリケーション統合ミドルウエア(Application Integration and Middleware:AIM)市場に関して調査した結果を発表した。同市場の売上高は85億ドルで,前年から7.1%増加した。米IBMが市場シェアの37.2%を獲得し,前年に引き続き首位を確保。トップ5のベンダーが69%のシェアを獲得している。 ベンダー別にみると,IBM社はメッセージ指向ミドルウエア(MOM),統合スイート,ポータル製品などで市場をリードしているが,ESB(エンタープライズ・サービス・バス),BtoBソフトウエアなどで激しい競争をしている。アプリケーション・サーバー部門に強い米BEA Systemsが前回に続き2位となった。3位の米Oracleは,売上高が前年比39.6%増という著しい成長をみせている。また,4位の米Micros
日本オラクル株式会社は2月22日、SAP R/3ユーザー向けのミドルウェア製品群「Oracle Fusion Middleware for SAP」(以下、OFM for SAP)を発表した。提供開始は2月末から。 OFM for SAPは、日本オラクルのミドルウェア製品群「Oracle Fusion Middleware」に、SAP製品との連携を可能にするソフトウェアアダプタ「SAP Adaptor」を追加したもの。主なコンポーネントとしては、SAP Adaptorのほか、ビジネスプロセス管理ツール「Oracle BPEL Process Manager」、BIツール「Oracle Business Intelligence Discoverer」、ビジネスプロセスのモニタリングツール「Oracle Business Activity Monitoring」などを含む。 日本オラクルによ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く