「すべてのスタックを統合することで、高速で信頼性が高く、安価で使いやすいシステムを提供できるようになる。顧客に大きな価値をもたらす」。米オラクルが現地時間の2010年1月27日に開催した米サン・マイクロシステムズの統合戦略を説明するイベントで、最後に登壇した同社のラリー・エリソンCEO(最高経営責任者)はこのように語った。 エリソンCEOは「2010年の我々のビジョンは1960年代のIBMと同じで、包括的で統合されたテクノロジーを提供することだ」と最初に講演したチャールズ・フィリップス社長と同様の見解を述べた(関連記事)。ハードとソフトを一体で提供することで優れた製品が生まれる例として、同社のOracle Exadata Storage Serverを挙げた。 サンの業績については、優れた技術や数多くの既存顧客が存在することなどを理由に、2010年2月から利益が出ると言い切った。さらにサン