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フミコフミオに関するjtwのブックマーク (2)

  • twitterで知り合った友人が亡くなった - Everything You’ve Ever Dreamed

    彼女とはツイッターで出会った。共通のフォロワーがひらいた飲み会で初めて顔をあわせた。二月の東京だった。彼女が、僕の日記(つまりここだ)が面白いと言うので、調子にのり、ああ、よく言われますと冗談のつもりで言い返すと変なものを見るような目をしていた。それが彼女との最初だった。そして、それが最後だった。彼女は死んでしまった。 訃報をきいてすぐに僕は彼女のツイッターのホームをひらいた。「つぶやき」は五月を最後に終わっていた。終わりのほうは体調不良をほのめかす発言の頻度が増えていた。僕はまったく気付いていなかった。彼女は、彼女の言葉、彼女に気付かないまま流れていく世界を眺めてどう思ったのだろう?そして、不安を感じさせる言葉のあいだあいだには、健康になりたい、元気な体が欲しい、という願いの言葉があった。 仲間たちと彼女の通夜に行った。ツイッターで出会い、インターネットの向こうで知らないうちに病に斃れて

    twitterで知り合った友人が亡くなった - Everything You’ve Ever Dreamed
  • ヒーローはぼくの心臓のなかにいる。 - Everything You’ve Ever Dreamed

    歩道を覆う桜は僕になにかを思い出させようとしていた。ソメイヨシノ。なんだかつまらない大人になってしまったな、なんて後ろ向きに思いながら歩いていた僕は、赤信号で立ち止まり、そのとき初めて頭の上に広がるソメイヨシノに気がついた。花の薄紅と白が風に揺れ、まざり、融けていくさまは僕になにかを思い出させようとしていた。桜はなにかに似ていた。なにに似ているのか、すぐにはわからなかったけれど。 信号が青に変わった。僕の脇を、どこからか現れた子供たちが駆け抜けていく。最後尾を駆けていく小さな男の子がいた。必死だった。僕もビリケツは嫌だった。男の子の小さな手のひらにはヒーローの人形が握られていた。そうか。僕は頭上にひろがるソメイヨシノをみた。紅と白の組み合わせはヒーローに似ていた。僕が、大好きだったヒーロー、ウルトラマンに。 小さいころ、ウルトラマンになりたかった。憧れとかじゃなくて気で〈ウルトラマンその

    ヒーローはぼくの心臓のなかにいる。 - Everything You’ve Ever Dreamed
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