ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスの宇宙飛行士イワン・ワグナー氏が国際宇宙ステーション(ISS)からツイートしたネオワイズ彗星の写真。(PHOTOGRAPH BY IVAN VAGNER, ROSCOSMOS) ネオワイズ彗星が地球に接近中だ。天文学者は、ここ10年あまりで最も明るい彗星になるかもしれないと期待している。 この彗星は現在、見るべき場所さえわかっていれば肉眼で十分見える明るさになっていて、その姿を眺めようと夜明け前の早起きを始めた北半球の天文ファンを喜ばせている。 米アリゾナ州ペイソンの天体写真家クリス・シューア氏は、ネオワイズ彗星を「ゴージャス」だと表現する。7月7日の早朝に双眼鏡で彗星を観察した氏は、その尾の長さを約5度と見積もった。満月の見かけの大きさの約10倍だ。天文学者も可能性を指摘する通り、この調子で尾が伸びていけば「とてもドラマチックなことになるでしょう」とシュ