データセンターは,システムを構築する際の欠かせない選択肢となった。どれも同じように見えて,それぞれ特徴がある。記者が丹念に歩いて集めた情報を基に,特徴を一つずつ見ていこう。
1カ月ほど前,この記者の眼に「見積もり2億円のIP電話を820万円で構築した秋田県大館市から学べること」という記事が掲載された。市役所の職員である中村芳樹さんが,Linux上で動くAsteriskというオープンソースのIP-PBXソフトを導入して,システム構築コストおよび運用コストを大幅に削減したという事例を取り上げたものだ。 この記事に対して,読者のみなさんから多くのコメントが寄せられた。そこで目に付いたのが,「一部マニアの手作りシステム構築が,後に厄介なことになるのは,みんな知っていることだと思います」といった,どちらかというと否定的なものだった。 ここで疑問がわいた。単純に考えれば肯定的にとらえられるはずの事例が,なぜ否定的な目で見られるのだろうか――。 情報化投資で立ち遅れている日本 この疑問を解くとっかかりとして,一つのデータを見る。総務省が2008年7月に公開した「平成20年度
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