運動は高齢者ほど有効だと思います。 入院中の心臓病の高齢者の方には、ベッドサイドでの簡単な筋トレから開始することが多いです。 簡単な踵上げ、ゴムバンドやチューブをベッドの柵に結んで、手足で引っ張るようなトレーニングなどが代表的です。 ストレッチによる関節可動域訓練も開始します。 そこから少し進むと、廊下の歩行を開始することが多いと思います。 安全に運動ができることがある程度わかれば、リハビリ室に移動して、エルゴメーター負荷を始めます。 運動前後には必ず血圧、心拍数、体温をチェックします。 呼吸数も実は大事です。体調が悪い時、病状が悪い時は呼吸パターンが浅く早くなっていたりします。 エルゴメーターとは自転車こぎのことですが、なぜ歩いたり、走ったりをいきなりさせないかというと、転倒のリスクがあるからです。(個人的な考えです) ご高齢の方がトレッドミル(ルームランナー)で後ろに飛ばされて怪我をす