マルタ・川島さん(中央)が女将を務めるメキシコ料理の屋台。客とのやりとりで笑顔がこぼれた=1日午後、大阪市住之江区のインテックス大阪、高橋正徳撮影 インテックス大阪(大阪市住之江区)で開かれている「09食博覧会・大阪」で、メキシコ料理の屋台「タコス・エル・ノパル」が人気を呼んでいる。 メキシコ出身で、大阪市淀川区の阪急十三駅前でメキシコ料理店を営むマルタ川島さん(59)と夫の治己さん(61)が開く屋台で、博覧会初日の30日には約4千枚のタコスが売れ、1日も終日客が途切れない盛況ぶり。 新型の豚インフルエンザのニュースが報じられ、風評被害が心配になった治己さんは、博覧会への出店をやめることも考えた。が、十三の店に連日、友人らが励ましに来てくれたことで、「出店をやめることが、逆に風評被害につながる。新型インフルエンザに負けたくない」と店を開く決意をした。博覧会が終わる10日まで出店を続け