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2009年5月7日のブックマーク (2件)

  • ポイント還元の実質的な割引率

    パソコンや家電を売っている大手量販店では、ポイント還元という割引方式が流行しているようだ。最近では還元率がどんどんと増え、一部の商品に限定されるものの、還元率が20%に達している。 このポイント還元という方式は、実際よりも大きく割り引いたように見せる効果がある。そのためか「20%のポイント還元は、20%の割引に等しい」と勘違している人もいるようだ。ここでは、実質的な割引率を明らかにしながら、ポイントの上手な使い方も探ってみよう。 ポイント還元率を100%にすると、面白い結果に ポイント還元が、直接割引(買う価格を直接下げる割引方式)と異なるのを理解するには、ハッキリと差が出る例を示すのが一番だ。というわけで、ポイント還元率が100%の場合を考えてみよう。実際の数値を用いた方が分かりやすいので、商品価格を1000円とする。また、消費税を考慮すると話が少し複雑になるので、消費税は無視して考える

  • なぜ「20%ポイント還元」がなくならないのか?――行動経済学を知る

    家電量販店に行けば、ポイントカード保有者にポイントを還元し、次回以降の買い物で使えるという仕組みがよくある。「何となくそんなに得していないような気もするが、ポイントをためられるならためておきたい」という人が多いのではないだろうか。 価格ではなくポイントが購買行動に影響を与えているという現象を説明するために、「行動経済学」と呼ばれる学問分野がある。伝統的な経済学が、原則として「1円でも安くて良い物を手に入れるために、完ぺきな計算をして合理的に判断する」人を前提としているのに対し、行動経済学は「気まぐれで感情に動かされて、非合理な判断もしてしまう」という現実的な人の行動に焦点を当てている。 少ない割引率でも、非合理な顧客は動く かくいう筆者もポイントに弱く、合理的な判断ができない1人である。例えば、5万円のデジタルカメラを「20%ポイント還元」で買うと、1万円分のポイントが付く。伝統的な経済学

    なぜ「20%ポイント還元」がなくならないのか?――行動経済学を知る