正月なので実家に帰省して家族に色んなところへ連れまわされる中で,今年も愛知県は名古屋市,大須の辺りへ行った. 特に何か目的があるというわけではないのだけれど,ここ何年か慣習めいた感じで出かけている. その中で高校生たちが大須観音周辺に陣取って,正月の人ごみと寒い中で募金活動をしていた.男子高校生が数人と女子高生が一人で,私立高校の奨学制度か何かについて募金を呼びかけていた. その内容については特に覚えてもいなければ,「時給も出ないのに大変だよな」みたいな非常に世俗的な感想しか出なかったのだけれど,なんとなく小銭を投入している自分がいた. 昨今では募金したお金が本当に困っている人たちの助けになっているのかどうかが不透明という点で,募金に対する敬遠感があったように思う.実際僕も街角なんかで見かけてもあまり積極的な気持ちにはなれなかった.しかし久しぶりに募金をして,なんとなく考えが変わった. 本