和装のコスプレ姿で撮影をする愛好者。2月4日から新規の予約受け付けを中止した(栄町の「県立房総のむら」で) 江戸から明治時代にかけての古い町並みを再現した体験博物館「千葉県立房総のむら」(栄町龍角寺)は、人気を集めていたコスプレ衣装での撮影について、今月4日から新規の予約受け付けを中止した。 施設の時代設定に合わない奇抜な洋装をしたり、部屋を長時間占拠して撮影したりと利用者のマナーが悪化したためだ。担当者は「『せっかくの雰囲気が壊れる』といった苦情が寄せられ、やむをえず判断した」としている。 県立房総のむらは1986年に開館。約50万平方メートルの敷地に、江戸後期から明治初期の武家屋敷や商家、農家などが再現されている。「町並みの雰囲気を生かして写真を撮りたい」と要望を受け、4、5年前から和装に限り、事前予約制で撮影の受け入れを始めた。 アニメやゲームなどの登場人物に扮装(ふんそう)して楽し