先進的な理数教育を実施するスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている県立厚木高校(厚木市戸室)は14日、SSH成果発表会を開いた。「大学や企業では英語が当たり前。今から英語で伝える訓練をしてほしい」(田中均校長)と、1年生3人と2年生3グループが研究成果を英語で発表した。 1年村松海渡君は「ピアノの演奏法の違い」がテーマ。立てた指先で鍵盤をたたくのと、寝かせた指の腹でたたくのでは、なぜ音が異なるのか-などについて研究した。 村松君は5歳からピアノを習っており、「先生によってさまざまな弾き方を指導されるが、なぜ、そのような弾き方になるのか、フィーリングではなく科学的な理由を知りたい」と研究動機を説明。「指を寝かせると、鍵盤にかかる力が垂直方向と前方とに分かれ、最終的にピアノの音を鳴らすハンマーに伝わる力が小さくなるので弱い音になる」と、異なる音が出る理由を説明した。 2年
旧国鉄時代、箱根越えの拠点として蒸気機関車の大型車庫があったJR国府津駅(小田原市)の変遷を収めた鉄道写真展「懐かしの国鉄・国府津機関区」が、同駅近くの「寄りあい処・こうづ」で開かれている。入場無料、25日まで。 撮影者は元JR職員の青木一郎さん=茅ケ崎市浜竹。少年時代から鉄道好きでカメラを手にしていた。高校卒業後、蒸気機関車の機関助士を希望して国鉄に入社。同駅に併設された国府津機関区にも1960年代に勤務していたという。 同駅は東海道本線の開通当時は主要駅。機関区にはフランス人技師が設計した扇形の大型車庫があった。34年の丹那トンネルの開通によって現在の御殿場線の発着駅になった。 会場には、電化に伴って68年に運転を終了した蒸気機関車のお別れ会の様子のほか、当時の駅構内や機関区内部など、職員だからこそ撮影できた作品など約60点が展示されている。 「定点写真歳月50年」と題したコー
ドーム型の野菜工場を手掛けるグランパ(横浜市中区)は1月7日から、横浜中心部で「グランパ横浜農場」の運営を始める。10月までの期間限定。直径29メートル、高さ6メートルのドームハウスで、1日当たり350~400株のレタスを、天候などに左右されずに高効率で水耕栽培し、市内で販売する。市民の見学を受け入れるなど、ITを駆使した最新の農業をアピールし、農業への関心向上や就農者増加にもつなげたい考えだ。 ドームハウスを設置するのは、中区・北仲通南地区の新市庁舎整備予定地。同社はドーム型植物工場を秦野市や岩手県陸前高田市などで展開しているが、都市部では初めて。定年退職後の中高年を中心に雇用したスタッフらが働き、レタスは1玉150円程度での販売を想定。近くの店やレストランなどに出荷する計画だ。 フッ素樹脂フィルム製のドームは延べ床面積574平方メートルで、直径20メートルのドーナツ型水槽に可動式の
茅ケ崎や全国有名店のラーメンが味わえる「第1回湘南茅ケ崎ラーメン祭」が1月11~13日、茅ケ崎市茅ケ崎2丁目の中央公園で開かれる。主催する同市観光協会によると、湘南エリアでの大規模なラーメンイベントは初めて。関係者は「心も体も温まるラーメンで、冬の茅ケ崎も楽しんでほしい」と来場を呼び掛けている。 海水浴客が集まる夏に比べ、観光客が少なくなる冬の新たな風物詩を作ろうと、茅ケ崎市内の39店舗が加盟する「湘南ラーメン会」と同協会が企画した。会場では、同会の加盟店3軒に加え、北海道や長野、千葉県、東京都と神奈川県内の有名店9軒のラーメンが販売される。1杯700円。 また、イベント用に同会がオリジナルラーメンを考案。地元産の小松菜と長ネギ、湘南地区で育ったやまゆりポーク、茅ケ崎市内で製麺された麺を使った「湘南担々麺」を限定販売する。 午前11時から午後7時まで。問い合わせは市観光協会電話046
横浜駅西口周辺を発光ダイオード(LED)で装飾する毎年恒例の「スターライトヨコハマイルミネーション」が、25日から始まる。30回目の節目を迎えることから、地下街の給排気塔「風の塔」を装飾するなど、例年よりエリアや規模を拡大する。 横浜駅西口振興協議会(鳥居眞会長)が主催するイベントは今回、例年より約1万球多い約5万球のLEDを使用する。 横浜駅西口バスターミナル周辺のほか、岩崎学園ビル付近までエリアを拡大。道路沿いの植木だけでなく樹木にもLEDを設置するほか、27日からターミナル中央付近に立つ風の塔が初めてカラフルに装飾される。 12月20日午後5時からは、イルミネーションの光がハートに見えるハンディスコープを4千個無料で配布する。 イルミネーションは来年2月14日まで。点灯時間は午後5~11時。問い合わせは、同協議会のイルミネーション事務局電話045(319)2493。
スイス・モントルーで開かれているジャズフェスティバルの名を冠した「モントルー・ジャズ・フェスティバル(MJF)・ジャパン・イン・かわさき」が今秋、川崎市内5会場で開かれる。MJF日本版の川崎公演は3回目。世界のトップアーティストが集い一流の演奏を披露する。 MJFは毎年7月に行われている世界三大ジャズフェスティバルの一つ。その理念を「音楽のまち・かわさき」のまちづくりに取り入れようと、産学官民が連携して実行委員会を組織。今秋の開催概要がまとまったため、23日に実行委員長の山田長満川崎商工会議所会頭らが会見した。 開催期間は11月22~30日。有料公演はミューザ川崎シンフォニーホールをメーンに5会場で、計11公演を実施する。出演者は、米国中心だった昨年から一転し、各国から幅広くトップアーティストを招請。日本人を含め延べ20組ほどが参加する。 また、ことしのMJFコンクール・ピアノ部門で
横浜商科大学つるみキャンパス図書館(横浜市鶴見区東寺尾)が、大学が夏季休暇中の8月6日から9月27日まで、一般に開放される。 同図書館は約21万冊を所蔵。商学や経営、観光学などの専門書のほか、国内外の企業の歴史をつづった社史約7千冊を取りそろえる。社史では国内随一の蔵書数を誇る県立川崎図書館(川崎市川崎区)にないものもあるという。 閲覧は自由だが、貸し出しはできない。同図書館は「受験勉強や夏休みの宿題のほか、読書だけでもいいので、ぜひ利用してほしい」と話している。 利用には、生徒手帳や免許証などの身分証が必要。開館は平日の午前9時~午後4時半と土曜の午前9時~午後1時。日曜・祝日休館。問い合わせは同図書館電話045(583)9057。
米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)の空母艦載機が6月29日深夜から1日未明にかけて離着陸を繰り返し、市民から両市へ計175件の苦情が寄せられた。日米両政府の合意では原則、午後10時から午前6時までの離着陸は行えない。大木哲大和市長、笠間城治郎綾瀬市長は1日、同基地に抗議した。 大和市基地対策課によると、飛行の最も遅い時間は30日午前2時25分だった。29日午後10時から30日午前6時と、30日午後10時から1日午前6時の間に、電車の線路脇に形容される100デシベル以上の騒音を計14回測定。最大値は107・6デシベルだった。 両市によると、基地司令官のスティーブン・ウィーマン大佐は抗議に対し「申し訳ない。必要最低限の飛行だった」と述べた。空母の出港直後は深夜に離着陸が行われる傾向があるが、原子力空母ジョージ・ワシントンは6月26日に横須賀を出港していた。
県内の中小企業が、交流サイト「フェイスブック」などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を活用し、下請け構造からの脱却を目指す動きを進めている。培った高い技術力を生かして、大量生産の既製品に満足できない顧客のニーズにマッチした特注品を開発。国内外に独自に販路を開拓することで、活路を見いだそうとしている。 金属プレス加工のニットー(横浜市金沢区)は2012年夏、米アップルのスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」用のアルミケースを発売した。 商品名は「トリックカバー」。ヌンチャクのようにケースのふたを回転させて楽しむことができる。試作段階からホームページに公開し、商品化に向けてフェイスブックを使い、幅広く意見を求めた。 開発資金の調達も不特定多数から求める「クラウドファンディング」を採用。 藤沢秀行社長は「一緒に商品化する中で中小企業の技術力や開発
横浜市の次世代の総合的な交通体系を検討する会合が19日、都内で開かれた。市は運輸政策審議会の答申で2015年までに開業することが適当と位置付けられた横浜市営地下鉄3号線の延伸について、約1300億~1500億円の事業費がかかり23~31年目で黒字転換するとの試算をまとめた。市は13年度中に、答申未着手路線の事業化などについて考えを取りまとめる方針だ。 11年度からスタートした検討会では、運政審の答申を踏まえ、市営地下鉄3号線の延伸(あざみ野-新百合ケ丘)や横浜環状鉄道(仮称)の新設(元町・中華街-中山、日吉-鶴見)、東海道貨物支線の旅客線化(桜木町-東京テレポート、品川)の未着手路線について議論。同日の会合で、市が未着手路線の採算性などについての試算を含めた中間まとめを説明した。 まとめでは、3号線を延伸した場合、1日の平均利用者数が4万5千~5万3千人で相鉄いずみ野線と同規模になると
JR東日本が100%出資する輸送用機器メーカーの総合車両製作所(横浜市金沢区)は10日、次世代ステンレス車両「サスティナ」1号車を報道関係者に公開した。前身の東急車輌製造時代から2年をかけて東急電鉄と共同で開発を進め、社名を変更した後に完成にこぎ着けた。 同社はステンレス車両の国産化に初めて成功するなど、ステンレス車両の開発に力を入れてきた。「サスティナ」は省エネルギーと安全性の両面を強化。骨組みを軽量化することで従来のステンレス車両よりも0・5トン軽量化し、アルミ車両に匹敵する25・5トンの車体重量を実現した。 車内には、車内スペースを囲う支柱のような構造をしたステンレス製の「ロールバー」を採用し、万一の衝突安全性を高めた。 1号車は、東急電鉄が同社に発注した8両編成の5050系の5両目「5576」として、5月中旬に東急東横線に登場する。 完成式典で宮下直人社長は「東急電鉄の八方
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